《1番》
空っぽのテレビの前　今日も独り
居場所も方向も分からない　座り込んだまま
このままでいいや　このままじゃいけない
このままでいいんだ　このままじゃ駄目だ
繰り返して言葉が回って　息が止まる

歪んだ瞳を　洗いながす
開けた瞬間　奪われた　君の姿に
音が聞こえた　沈黙を割いて
色が見えた【うつった】　霧をはらって
空気【酸素】を吸った　口を開いて

君と出会って呼吸を知った
熱い鼓動も鮮やかな景色も背中を押す追い風も
君が全て教えてくれた
たとえ世界に脅かされても
君と共に生きていたいんだ

《2番》
ひとつ　カーテンを開けてみる
ふたつ　顔に泡をつけて流した
みっつ　太陽に向かって言ったよ　「おはよう」
これで充分だ　昨日とはちがう今日
空っぽのテレビも　暗い部屋も　居場所じゃない　帰る場所なんだ
まずは、君と一緒に散歩してみようかな

君が僕を救ってくれた
曇った瞳も　真っ暗な明日も　重く閉ざした未来も　君が照らしてくれた
下を向く　世界の花を　次は　僕が照らす番だな

まだ全然自信はないんだ、大事な一歩
丸まった背中、か細い声、引きつる笑顔
それでも先が見たい　自分の居場所を見つけ出す
伸ばした手を　みんなが君が引いてくれる
君と出会って呼吸を知った
熱い鼓動も鮮やかな景色も背中を押す追い風も
君が全て教えてくれた
やっとみつけた　生きてゆく道
君がいてくれたから　歩いている

また君に会うとき
笑顔で「ありがとう」って伝えたいんだ