A1
繋がれたベッドの上
落ちる深海の底
鮮やかに染まる 君の瞳に
哀色を見た気がした
B1
落っこちた桟橋の上で
見下ろしている 僕の影
「あの子が泣いている」
わかってる そう 分かってるんだよ
細い糸 しがみついて
流れ落ちる硫酸 もういらないな
C1
センシティブに愛して
センシティブに愛して
心 壊れ 破れ 柔く 切り取った鋏で
刺して 消える 僕の 鼓動
それであの子が幸せなら
願いは叶ったも同然さ
A2
差し迫る終演の鐘
重い静寂の波
朧気に揺蕩う 君の視線が
悲鳴をあげた気がした
B2
滑らせた曇天の中で
見上げている 僕の姿
「あの子と歩きたい」
知っている そう 知っているんだよ
霞む指 握り締めて
滴り落ちる塩酸 もう十分さ
C2
センシティブに愛して
センシティブに愛して
身体 解け 崩れ 固く 強張ったナイフで
刺して もがく 僕の 命
それであの子が笑えるなら
思いは届いたも同然さ
D1
ねえ 教えて
もし もしもさ
まだ君が忘れてくれないのなら
指切りしよう 約束だ
来世に期待すればいい
C3
センシティブに愛して
センシティブに愛して!
心 壊れ 破れ 柔く 切り取った鋏で
刺して 消える 僕の 鼓動
それであの子が幸せなら
未来は手にしたも同然さ
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