綺麗な歌が イヤホンからこぼれる
傍にいたはず 君が歌う声
彼女の夢が 叶うということは
分かってたはず なぜか胸が痛む
独りきりなら 随分と慣れたよ
かじかんだ手も 温められるから
街灯だけが 明るい未来を
照らしてくれる そんなのは嘘で。
歩道橋から見える景色 輝く明日があるのなら
僕のこの声は届きますか 消えそうに震えているのに
ああ 手を伸ばして 掴んで また離れていく
そんな物語はもう散々だ
また 嫌いになって 楽して それに慣れていけば
それだけで傷つく事 忘れて行けるなら
6時の音が 僕の眠りを遮る
液晶の中 微笑む君がいた
嘘つくことが できるようになれば
それが大人と 思っていたから
この街も少し 変わっていくように
君の髪だって また伸びていたね
僕は嫌気が差すこの世界で
ただ独りきり 進めないようだ
一番後ろの席座って 迷いない明日があるのなら
僕のこの声は届きますか 消えそうに震えているのに
ああ 僕を消して 消して また笑っている
君がそこにいることができたら
また 僕を消して 消して そして歌ってくれ
それだけで傷つく事 忘れて行けるなら
伸びた髪を 長いまつ毛を 小さい体を
僕のこの手が届かないうちに
思い出にしてくれ 綺麗な歌にしてくれ
ああ 君が消えて 消えて また離れていく
そんな物語はもう心-この-中だ
もう 僕を消して 消して また笑ってくれよ
君の一部にもなれはしないさ
でも 君を消したって 消えたって まだ胸が痛いよ
こんな日々を繰り返して
もう 僕を消して 消して 跡形もなくして
それだけで傷つく事すら出来なくなるでしょう
それがどんな物語でも
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