がらんどうの繭
君は揺すって
私ここで眠っていたの
薄紫に笑う

頑なに閉じた
貝殻みたい
浅い色の目蓋が二つ
きらきらけらけらと

目を覚まして
夢の話をする朝
僕はそれを見ていた

デン・ファレ
続きをさあ聞かせて
心ゆくまで
蛹になって悪魔と踊る
幻のことも
寝台を抜け出して
森へ帰る他ないよ
茨の靴を履いて
どこまで行けるだろう

眠りの盛りも
いつかは越えて
濡れた足の先を下ろせば
光へと解ける

蕾のまま
枯れる願いとよく似た
横顔 僕はそれを

切り裂いて
繋ぎ合わせるような
日々を捧げる
剣を飲んだ妖精の見る
幻影のように
愛すべきものならば
滅びゆくまで愛そう
いつか震えるほどに
それが永遠と知る

目を塞いで
夢の話をする朝
僕はそれを見ていた
嘆くように歌うように
揺りかごは彷徨って

デン・ファレ
続きをさあ聞かせて
心ゆくまで
蛹になって悪魔と踊る
幻のことも
寝台を抜け出して
森へ帰る他ないよ
茨の靴を履いて
どこまで行けるだろう

デン・ファレ
続きをさあ聞かせて
心逝くまで
寝台を抜け出して
どこまで行けるだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ヨスガラのうた


剣(つるぎ)

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投稿日:2011/09/29 06:36:50

文字数:480文字

カテゴリ:歌詞

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