A
揺れる水面貴方の横
二つ並んだ影法師
「幸せ」呟いた
手の鳴るほうヘ

綺羅綺羅とお月様が
模る(かたどる)白黒の絵は
寄り添う二人を
照らしていた





B
「ほら見て一番のお星様だ」と
壊れそうな声で笑い隠す
繋いだ指が少し震えていた



S
枯れないで枯れないでと伝う涙は
貴方を映して壊れてく
唇で塞いでたあの優しさは
貴方を愛した証だから


C
繋いでた指が解けて
明日さえ歪んでいく
「馬鹿だよね」
吐息重ねた
夢だと笑って?

愛した故に
幻覚に飲まれて
煩く鳴いた声は
水に流れ  

耳を塞いだ後ろの正面はダレ?
悪い夢だと瞳をそらした


B
「ねえ笑ってみせて」
声は届かず
あて先分からないままで
二人映したフィルム
涙で褪せてた


S
いつまでも消えない夢と幻
貴方を愛した記憶だけは 
もう一度逢いたいと願う事さえ
叶わないなら身を浮かべて

枯れないで枯れないでと伝う涙は
貴方のぬくもり映しだした
唇で塞いでたあの優しさは
貴方を愛した証だから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蟋蟀

閲覧数:576

投稿日:2012/04/06 18:05:46

文字数:445文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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