内蔵朽ちるほど飲み続けてた ねえママあなたは敗北者だった
すがりつく勇気も立ち止まる決断も あなたにとっては不純物だった

生きることは苦痛でも快楽でもなく ねえママあなたは観察者だった
堕落する事嘲笑の風鳴り止まない罵声 あなたにとってそれは音楽だった

時計の周りで 踵鳴らし歩くよ
規則正しく刻んだ 彷徨う姿こそ子守唄


美しい人生を蔑み笑う ねえママあなたは犯罪者だった
隣人の箴言に唾を吐いて プライドだけ天高く燃えていた

それなのに太陽の仮面を被り ねえママあなたはボクを愛したね
天気予報なんて信じないくせに ボクの未来から雨雲を連れ去って

時計の歯車 決して錆びつかぬように
涙を注いだ 無様な姿こそ子守唄だから

ボクが掴んだ成功と 敗北の味こそママの味
揺るがぬ前進と意固地な後退を 繰り返しながらボクは飛ぶんだよ
愛することが例え幻想でも 心を切り売りして生きるとしても
必死で否定してたこの世界の ど真ん中でボクはただ生きてるよ
仕事帰りの澱んだこの一杯も 墓前に垂れ流したその情熱も
結局は甘えん坊の寄り道だけど 鎮魂歌を叫ばずにはいられないよ


何にも築かずに朽ち果ててった ねえママあなたは落伍者だった
あなたへの評価は覆らないし ボクは客観性尊ぶただの観察者


時計は今でも 動いているよ
それだけがボクの 真実なんだよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ANother song

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投稿日:2013/10/21 16:35:47

文字数:581文字

カテゴリ:歌詞

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