ロベリー
BPM=147

朝まで経って帰ってこないんだもう
ミイラ捕りがミイラになっちゃって
めかして無垢に笑いかける先にはもう僕はいない
「指切りげんまんだけで約束した諸々は時効忘れていいよ」
縋り付く唯一の口約束も消える

奪われる愛がいつしか
壊れ切る前に今しか
掠れてく「好き」のマジックが消え褪せるまで
『心は変わってしまうね』
逃げる事で目を逸らした
このままの後悔を背負うままで生きてたくない

世界が全て運命と言うならこんなに恋はしないよ
今を永遠にと隠した想いなどかく脆いと霞むように
奪われたのは奪い返せまだ脳髄が壊れる程に
愛を謳った記憶を底に埋めながら
死ぬように温かなこの胸を焦がしているんだ


傷ついた心癒すアテなんて
結局は君以外存在はしないから
塞ぐ先から崩れ落ちてしまうくらい
由無き恋だった
意味のないやりとり繰り返し
take you message 大事なとこはぼかして来た
探り合うような面痒いあの日々も遠のいた
間抜けみたいだった

壊してしまわないように
弱い力で抱いていた
不安にさせてしまったのかな
ぽつりと腕から零れて
残り香だけしかなかった
そうなる位ならば取り零す事がもうないように

夢から醒めて熱から逃れた果てに変わらない心
正しくは無くて良いんだ心が向かってくれりゃいい僕に
朝を介して夜が隠す前　目が届かなくなる前に
もう一度君の手を取って傷を付けるよ
二度と離れないようこの腕を伸ばして


こんなのが純愛なんて笑っちゃうな
奪われた？自分のものじゃないのに
汚れた手を排除した略奪者にはもう触らせない
身体に刻まれた痕があるなら
すべて塗り潰すから
嫌われるくらい誰かの証を穢すんだ


「私はすべて貴方のもの」とかただの理想だって事

世界がすべて嘘で出来てたらこんな苦い最後など
起きるべくして起こした夢見てた愛は踏み潰してる
向かう先には闇しかないから目を瞑って覚悟を決める
誰もが傷付き幸せになれぬその結末に
心配を取り除くように手を握るもう歪な笑顔のまま


夜はこの手で帷を落とした