タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(15)
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夕日に吼える 錆びた狛犬
影が手招く 鳥居の烏
猫の行列 鬼火を掲げ
骨掻き鳴らす 傍らの夢
茨の檻の蛇が差し出す
果実の蜜に溺れた小鳥
孵ることなく朽ちた卵を
囲む子供が数える秒針
耳を打つ 心の声 欲と見栄...【曲募集終了】ハイボクセンゲン
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キミにだけそっと教えてあげよう
秘密の呪文 「アブラ・カタブラ!」
螺旋を描いたメリーゴーランド
愉悦の波でサーファー気取り
ゴミ捨て場で眠る恋は
凍りついた時計の中 熟れて
朽ちた浮世の中、いつか芽吹く罪の果実
雑音と踊る交差点...【曲募集終了】アブラ・カタブラ
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月を見ていました
明るい街の下
それは酷(ひど)く儚(はかな)くて
私は愛しいと思いました
月を見ていました
暗い部屋の中
それは酷く眩(まぶ)しくて
私は涙を流しました
細く丸く 姿を変えて
西へ東へ 嗚呼、彷徨(さまよ)うなんて...【曲募集終了】つきとわたしのはなし
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リンとミク
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初音ミク
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お里の御婆の言うことにゃ
お山の上の神さんは
子供の笑顔と笑い声
今日も何処かで聞いている
寝付けぬ子には お歌を唄い
泣きやまぬ子は 飴さんあげて
子供見守る 優しい御方
お里見守る 優しい御方
だけど黄昏時 にはお気をつけ
遊ぶ子供の 中に混じり...山の上の神さんは
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ある日、夜空を 見上げてみたら
星は ネオンに 塗り潰されて 消えていた
ボクは只管 青白い 部屋の中
キミの姿を 探す 捜す サガス
けれど、ボクの隣は 空っぽのまま
独り 残された満月は 寂しげに
ポツリ 雲の海を漂い 泣いていた
何万分の一の確立
キミと出会い 愛し、愛され...【曲募集終了】 独りぼっちの月
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鳥居右手に 一つ目の角
お手々を上げて 左に曲がり
二つ目にある 交差点から
明かりが全部 落ちたら渡れ
荒れた踏み切り 背中に進み
辿り着くのは “四つの辻前”
真昼と夜の 境の時に
到着できる 秘密のバス停
止まるバスは行方不明の
今時妖百鬼夜行...【曲募集終了】 今時妖百鬼夜行
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お山の麓の お里の娘
勝気で綺麗な 娘はある日
提灯片手に ブラブラ下げて
お使い頼まれ 村への帰りに
鬼に捕まり 籠の鳥
籠女囲まれ 逃げられぬ
お山の麓の お里の男子
優しい気弱な 男子はある日
お宮の裏手の 鎮守の杜で
目隠し影追い 置去りにされて...おさとわらべうた
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私にそっと 神様が
教えてくれた“最期の日”
「如何して私?!」 問いかけは
部屋に響いて 消えてった
何万分の一の確立
あなたと出会い 愛し、愛され
“これから先も、幸せ続く”
そう信じてた。それなのに、何故?
あなたの笑顔、見る度に
「ごめんなさい」と言いたくて...Last letter
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<A>
アナタを愛した心は今も
ワタシを傷つけ続けるのです
教えて下さい。この想いから
抜け出せる術は、あるのでしょうか?
<B>
この身体は“プログラム”。それならば
この気持ちも“作り物”なのかしら?
親を慕う雛のように、刷り込まれた
嘘の好意なの? それとも……故障かしら? ...恋するヴァーチャル・ガール
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――とてしゃん 鈴を 打ち鳴らせ
――お次は何処ぞ お仲間いたか
―― 一人は寂し 共に参ろか
――終わらず の旅 廻り往く
わたしの人形は よい人形
お山の神様 見初められ
“お里が恋し”と泣いていた
緑のお目々の可愛いコ
私の人形は 戻らない
わたしの人形は よい人形...わたしのにんぎょう
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<A>
嫌ですよぅ、今更他人行儀に振舞うなんて、
ちょいと酷すぎやしませんか?
あんなにご寵愛下すったのに
<B>
そら、その震える口唇を塞いで
奪い去りたいでしょう?
<A´>
嗚呼、そんなにあたくしの名が知りたいと
仰るならば、どうぞこの手をお取りなさい...その囁きを アナタはどこから 聞くのか
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オンナノコ は繊細なのよ
もっと テイネイに 扱って!
「髪型 変えてみたの」
「リップも 新色にしてみたの」
もう! 言われる前に気付かなきゃ
それで モテタイ なんて笑わせる
(ていうか あたし以外は見ちゃだめよ?)
一体いつまで マニュアル頼み?
“言葉がなくても 気...言い分 ~ver.彼女
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空は眠り 仮面を脱ぎ捨てた少女達の
密やかな宴は開幕する
――鍵を持たざる男子 禁制
響く拍子(リズム) 楽の音は谺(こだま)し
小さな褥(しとね)を舞台に 踊る影の名は“誘惑”
あぁ 極彩色の 遊戯は華やかに
篝火(かがりび)に照らされ 深まる闇は熱を帯び
少女達の魂(ココロ)は ...ヨル の ヒミツ