夕日に吼える 錆びた狛犬
 影が手招く 鳥居の烏
 猫の行列 鬼火を掲げ
 骨掻き鳴らす 傍らの夢

 茨の檻の蛇が差し出す
 果実の蜜に溺れた小鳥
 孵ることなく朽ちた卵を
 囲む子供が数える秒針

 耳を打つ 心の声 欲と見栄
 背徳に跪いた狂信者
 廃屋の魔女裁判
 ガムテープ
 吊るすのは、廻る 廻る 母の腹
 
 溢れた情報
 隠された自由と選択
 万華鏡
 刷り込まれた愛、練りこんだ
 虚構の栄光 種をまく 



 歴史は既に ツギハギだらけ
 騙る語り部 嘯く正義
 満員電車 我慢の果てに
 着いた終点 ヤブ医者の群れ

 舌を刺す 五つ星の 罪と罰
 無気力に跪いた宣教師
 廃屋の晩餐会
 硝子玉
 映すのは、踊る 踊る 毒電波

 梵鐘鋳潰し、銃を持て
 臨んだ狂言 詐欺師
 紙に描いた神
 呟いた敗北宣言
 芽吹く花



 手を伸ばす 水面の月 塵と嘘
 恍惚に跪いた明の星
 廃屋で鳴り止まないアンコール
 飾るのは、回る 回る 風車



 引きずり出されテロリズム
 歪んだ絶望 般若経
 少年少女が積み上げた
 敗北宣言
 爪を砥げ

 溢れた情報 万華鏡
 生存本能 侵略者
 刷り込まれた愛 理想郷
 敗北宣言
 嘲笑うのは―――……



 ―――――*―――――*―――――*―――――*―――――



 ゆうひにほえる さびたこまいぬ
 かげがてまねく とりいのからす
 ねこのぎょうれつ おにびをかかげ
 ほねかきならす かたわらのゆめ

 いばらのおりの へびがさしだす
 かじつのみつに おぼれたことり
 かえることなく くちたたまごを
 かこむこどもが かぞえるびょう(しん)

 みみをうつ こころのこえ よくとみえ
 はいとくに ひざまずいた きょうしんじゃ
 はいおくの まじょさいばん がむてーぷ
 つるすのは めぐるめぐる ははのはら

 あふれたじょうほう かくされた
 じゆうとせんたく まんげきょう
 すりこまれたあい ねりこんだ
 きょこうのえいこう たねのまく



 れきしはすでに つぎはぎだらけ
 かたるかたりべ うそぶくせいぎ
 まんいんでんしゃ がまんのはてに
 ついたしゅうてん やぶいしゃのむれ

 したをさす いつつぼしの つみとばつ
 むきりょくに ひざまずいた せんきょうし
 はいおくの ばんさんかい がらすだま
 うつすのは おどるおどる どくでんぱ

 ぼんしょういつぶし じゅうをもて
 のぞんだきょうげん いかさまし
 かみにかいたかみ つぶやいた
 はいぼくせんげん めぶくはな



 てをのばす みなものつき ちりとうそ
 こうこつに ひざまずいた あけのほし
 はいおくで なりやまない あんこーる
 かざるのは まわるまわる かざぐるま



 ひきずりだされた てろりずむ
 ゆがんだぜつぼう はんにゃきょう
 しょうねんしょうじょが つみあげた
 はいぼくせんげん つめをとげ

 あふれたじょうほう まんげきょう
 せいぞんほんのう しんりゃくしゃ
 すりこまれたあい りそうきょう
 はいぼくせんげん わらうのは
 
 
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集終了】ハイボクセンゲン

※双未ヒロキ様に作曲していただける事になりました!
 →http://piapro.jp/restart_my_music_to_now



つまり、いみは ない!




*()内は一文字で数えてほしい箇所です
 
 
 
 
 
 

閲覧数:273

投稿日:2014/05/30 20:58:11

文字数:1,330文字

カテゴリ:歌詞

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