滅天使の投稿作品一覧
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二兎を追うようなわがままを
言ったつもりはないけれど
一兎を獲るどころか
道に迷ってしまって
帰る家なんてあったかな
(大地)
嫌いな奴への「嫌い」は
こんなに簡単なのに
好きな人への「好き」は
こんなに容易くないのかな...捨てる彼女あれば
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ある晴れた暑い日のこと
昼下がり、マザーが言いました
(※台詞)
「トーストに何かける?」
ふと手元を見てみると
ね る ね る ね る ね !!
甘くて美味しい
ねるねトースト
なのにみんなったら
(※台詞)...ねるねトーストのテーマ
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僕の歌声、君の言葉で
この地球(ほし)に根を
張り巡らせられるように
僕らの歌が、誰かのもとに
届けばいいな
届けばいいと願うよ
僕が持ってる花の色
44色あるけれど
他の誰かが持っている
26や24の...声色、言の葉
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晴れると暑い
雨天は寒い
世の中儘ならない事ばかり
夏も暑くて
冬も寒くて
春と秋は、はて思い出せない
二者択一で
二束三文の
厄介な世界
生きたくない...ユーレイ-憂霊-ウレイ
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たとえば言葉を発しよう、
それはナイフだ。
だけど刃先は2つある、
君と私行き。
君を傷つける度々、
私も傷つく、
知ってる。
だけどね、だけどね、だけどね、
放たないではいられない、
私はエゴイスト?...Where is my black mirror?
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「今日は何処に行/征く?」
「そうだな。あの町は?」
学校帰り 夕闇の道
二人腕を組んで歩く
ほんの少し寄り道して
お月様に見つかっても
二人は離れたりしない
制服のリボン
真っ赤に揺らして
カラカラ笑って...せいふくデート
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海辺の小屋にひとり
今日も暑い日がくる
靴音ひびく闇で
それがあなたと分かる
一緒にいる、その人だぁれ?
去年まではいなかったわ
そうね、あなたは
外の世界で生きているのよね
ねぇ誰か
ここからわたしを連れ出してくださいな...届かないもの
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降り積もる雪[狂]よりも
白く 脆い 心の
あなたは 灯火[勇]
闇の淵に独りで
立ち尽くしているのは
もう一人のわたし
この胸の奥
隠した夢[答]よ
わたし(たち)は
どうしたいの?...アイデンティティー戦争
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ある日あるところに
チェロ弾きの少年がいて
幼なじみの少女も
一緒に弾いていた
でも彼女の方が上手で
教えられてばかりで
いつしか少年は
一人になりたがった
彼女は……ただ見てた
ある日あるところで...the relief of chello
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わたしのおばあちゃん
フルートを吹くのが
好きだった
けれど
友達(みんな)に
「下手っぴ」と
笑われた
らしい
だからたくさん練習したけど
結局誰にも褒められないまま...the memory of flute
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幼い時に見た
アコーディオンの弾き語り
それが忘れられなくて
せがんだ日もあった
「いつかおとなになって
おかねもちになったら
ぜったいかうんだ」
憧れのアコーディオン
セピア色の旋律(おと)が
僕の心 無限 反響(エコー)...the promise of accordion
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狂い 愛せ
私の姿が見えないなら
せめてこの調べを奏でてみせる
弓と弦の響(クロス)が
私達(ふたり)に代わり
神に 運命とは何か
問いかけてくれる
まばゆい舞台
楽団と客
私は奏者 君は歌い手...the lover of violin
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探していた青空は
いつもそこにあったのに
何故もっと早く
気付けなかったんだ
悔しさと哀しみを
僕は風に唄ってみた
この調べを
誰か聞いてほしい
知ってたんだ
この僕の小さな手で...魔法使いの囁き
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僕の友達ときたら
とてもじゃないけど
見てられないんだ
何もないトコで躓くし
魚の骨もよく刺さるし
それでもヘラヘラしてるから
アイツに虐められるんだよ
君は実に馬鹿だなぁ
とても見れたもんじゃない
仲間はずれにされても...僕の友達
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ビル風が街を縫うように
走っていた
あの日の僕らは
どこかへ行ったみたい
『早く大人になりたい』と
夢見ていた友達(みんな)
それもいいけど
もう少し
このままでいたいな
君が嫌いなこの世界で...君の嫌いな世界
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もしも 時が 無限 ならば
人は 何の 為に 生きる?
その時 どれくらい 人は
幸せに なれる でしょうか?
星空を見上げても
神様には逢えない
寂しさに爪を立て
一人歌を歌った
拡散する旋律
宇宙に溶けて消える...妄想と病と非安眠
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きみ以外に
失くしたくないもの
なんてもう何もない
孤独という心(たね)から
生まれる感情(はな)を
なんて呼ぼうか
どこに何があるのか
分からない闇でぼくは
やっと光を見つけられた
きみを失うくらいなら...わが心にきみ深く
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手首を彩る この手錠が
愛の果てであるならば
この色の名は 哀しみね
月の光も届かない
闇の奥の片隅に
何故いるの?
さあ 今ここに
目醒めた衝動よ
自由は無くとも
理由の為に...Au revoir.
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流れる景色を見つめていたら
急に昨日が恋しくなった
そんなのとっくに通り過ぎたのに
つい振り返って よろけて転んだ
走り出したら
もう止まらない
僕の人生―ライフ・トレイン―
夜明けの光と待ち合わせ
遅れないでね
明日ステーション...明日ステーション
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いつものように晴れた朝に
君が店の前にいた
しゃがみこんで花を見つめ
頬を染めて笑っていた
君は僕に駆け寄って
「いくらですか?」と尋ねた
腕にたくさん花を抱え
瞳を輝かせていた
走り去っていく君の背中を
ただまっすぐ...花と花
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蛙にされた王子様も
虐められたシンデレラも
どんなに自分の運命を
呪ったろう
アナタもそうなの?
でもまだ早いわ
オハナシはこれからだから
ページをめくるように
生きてみてごらんよ
見えてくる...どこかの誰かさんへ
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常(いつ)もどこを見ているの?
ただ暇潰しのくせに
話すことも無いくせに
馴れ馴れしく聞いてくる
ニュースの掲示板でも
コメント欄に書かれた
正論気取ってる言葉
やっぱ大衆(みんな)同(そん)なもん
イジメを苦に自殺した誰(やつ)を見てイジメてた誰(やつ)が何か思うのか
考えたところでどうせ無関心だ...傍観者ログ
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決意の花が
水沼へ落ちた
花を求め
人々が往く
もうどこにも無いと
知りながら
草の根掻き分けて
茨の道を行く
パンドラの希望を
小さな手に握り締めて...夢追人
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真っ白な土に土足で踏み込む
礼儀知らずのworker
濁りを増す
空と海と人々のdesire
私が全て
消し去ってあげる
その暁に
この世の全部
私に頂戴
誰にも触れさせない...All is mine.
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ある日、僕は考えた。
『優しさ』とは何なのか。
困っている人が、もしもいたら
傍に駆け寄り、手を差し伸べる。
それは『優しさ』なのかな?
「余計なお世話」
“Mind your business.”
そんなふうに言われたらどうしよう?
犬も猫も鳥も魚も
こんなこと考えたりしないよね?...『優しさ』についての考察
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生まれたかったわけじゃなかった
なんて、無神経なこと
言うつもりないけど
感謝することも特にない
「悩みがあるなら」
「話してみてよ」
……ねえ?
分かち合えた痛みが
何処にあるというの?
不幸になるために...黒猫独唱(くろねこアリア)
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ある日の夕暮れ
恋人が捕まえた
青い鳥
「青い鳥は幸せを運ぶんだ」
そう言った恋人は
事故で死んだ
いつの間にか籠から逃げた青い鳥は
森の奥へ飛んでいった
逃がさない 逃がさない
幸せを奪った青い鳥よ...しかし彼女は飛翔する
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「天邪鬼なわたしは
いつも真逆の
言葉ばかりが
口をついて出る」
『バカ正直な僕は
自分の気持ち
誤魔化す間もなく
本音が飛び出す』
「君の言葉」unbelievable!
「素直すぎない?」unbelievable!...±0(プラマイゼロ)