ぽっけ。の投稿作品一覧
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誰かの影が宵に隠れて
真っ白な花一輪手折った
羽根を広げ蕾裂いた鳥は
ハラリハラリ 紅く地を染めた
フラリフラリ 風が遊びに来て
僕の時を掠め取っては去る
ユラリユラリ 浮かぶ銀の月は
こんな噺聞き飽きて嗤ってる
微笑を浮かべて散っていった
あの花は綺麗だったなぁ…...花鳥風月
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誰かの影が宵に隠れて
一輪の花に手を伸ばした
羽根を広げ蕾を裂いた鳥は
ハラリハラリ 紅く空に踊る
フラリフラリ 風が甘い声で
出口ない庭から花を手招く
ユラリユラリ 浮かぶ銀の月は
こんな噺見飽きて欠伸してる
花狩人が背負い佇んだ
三日月が綺麗だったなぁ…...月風鳥花
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相合傘で雨の下
肩濡らす雨は冷たいはずなのに
キミはお日様みたいに微笑んだ
相合傘で雨の下
物語はいきなり廻りだして
キミは僕の世界のヒロインさ
ジーンズにブカブカのパーカー
足元は古びたスニーカー
ドレスなんて着なくたって
星を金平糖に変える...OP no.71 応募用歌詞
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悲しい夢を見たと告げた
僕の髪を 優しく撫でる
耳の奥でひび割れた旋律に
付ける名前を その度探した
「夢は話せば嘘になるから」と
微笑む言葉が嘘だったね
君に促されて頁を捲る
微睡みが連れてきた白昼夢
百合の花が似合う君へと
贈る唄を放り沈めた...白昼夢
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柔らかなその実をひとつ喰らって
岐れた枝の先脈を辿って
奥へ 奥へ 奥へ…
いるの?いないの? もう どっちでもいいよ
見えたものは そう 信じるしかないし
滴る蜜は音を立てて飲んで
蕩けるほど蜜月を貪って
堕ちて 堕ちて 堕ちて…
廓の先から濡れた手招き
水面に映る醜い微笑み...桃源郷
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プログラムの衝動 焦燥 飼い慣らして
熱なんて知らないこの舌に
ナミダ舐めさせてくれ
喉笛掻き鳴らす以外何も出来なくたって
青い有刺鉄線 越えてくんだ
何も始まんない ナンモハジマンナイ
落ちてくる砂を止めるモノはなんだ?
ここから出らんない ココカラデランナイ
鼓...OP no.67 応募用歌詞
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おはよう お日様も寝ぼけ眼擦って
僕らに優しい熱をくれる
「キミってフツーじゃないよね」なんて
中々 褒め言葉に聞こえないね
あのさ 地味に傷付いてみたって
伝わらないことのほうが多い それなら
怒ったり 泣いたり 此処ではしようよ
どれだけの時間を遡ればいいのか
そんな難しい計算はしなくても
僕ら...la familiar
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愛しちゃっていいですか?
誰もが可笑しいと嗤うけど
愛しちゃっていいですか?
誰より美しいと思うから
粉々の鏡だけが楽園で
「ぼく」は
「僕」で
『ボク』以外 要らないんだ
「ボクダケハボクヲ孤独(ヒトリ)ニハシナイカラ」
その手 僕に伸ばしちゃって...ボクノセカイ
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君に出会う前から知ってるほど
それは僕の日常には馴染まなくて
君が掌に乗せた銀色の缶
丸く空いた窓から見た中身は
名前ほど鮮やかな色はしてなくて
匂いだけは言われれば似ていた
どこか似てるだけだけでいいだろう?
同じ唄を口ずさんだ僕らように
どうして?君の帰る場所は
僕が生きる場所じゃいけないんだろ...レモングラス