書きたいものの掃き溜め
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「恋人ができた」って 嬉しそうな声
聞いたことないトーン 見たことのない表情
大好きな君が 僕にだけ打ち明けた
ありきたりな 恋色の秘密
たった一言「よかったね」「おめでとう」の
言葉が出てこない 喉が震えてしまって
なんでもないような顔して 頷いて
君の話を ずっと聞いてる
隠してた想いも 笑顔に...(non title)
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何も失くしたく無いのなら
動くことなくただ
閉じこもって居ればいい
そうやって明日を呪えばいい
何も見たくなんか無いのなら
目を閉じて横になって居よう
もう寝てしまおう
明日なんか来なくていいよ
君の顔なんて見飽きたし
もうこの瞳も用済みだ...ありがちなうた
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心配性の君が言う
「明日の天気は雨のち曇り」
雨合羽を着た君を見る
「ところにより雷を伴うでしょう」
傘を持つよう君は言う
「以上、お天気でした」
ブラウン管越しに君を見る
僕はまだ、君と一緒に立ち上がることが出来ない。
おてんき
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人生って案外分からないものだし
君がそんな風に思うのも仕方がない
人のことって分からないものだし
君が決めつけてしまうのも無理はない
ブラウン管がラヂオを殺したり
デジタル電波がアナログを壊すのだから
君が電子世界で私を語って
現実に泥を塗るのも不思議じゃない
でもさ、これは違うよね
君が楽しんでい...(non title)
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いつも通り 帰り道に着いてる君の 後を追う 「待ってよ」って
君は ちらっと 私の方を向いて 手を振るの 「追いついてみな」
心にある言葉 声にできないまま それは喉元で支えたまま
奥底の想い 言葉にできたら 君も少しは足を止めるかな
ああ 風を凪いで行く 君の背中を射した 夕焼けが微笑んだ気がして...(non title)
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散々に欲しがったあれもこれも
振り返ればがらくたになって
輝いて見えたはずの未来も
今そこに立った僕も
(non title)
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(A1)
追い求めたのはなんだっけ
何が欲しいのかも分からないし
もう諦めてしまおうかな
烏(カラス)頭シンドローム
(A2)
1、2、3歩 踏み出した
街の外のめまぐるしい世界
大事だったはずのことを忘れて
1歩2歩 また歩く...(non title)
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A
思い通りにいかないことだらけの毎日に
終止符を打とうと躍起になった
太陽に輝く白い街道は
今日も僕だけをあざ笑う
A
楽しいことなんてなんにもないのだと嘆く
君の背中を刺したいと思った
影の染み込んだアスファルトは
僕を少しも慰めやしない...(non title)
-
瞳の奥に姿は薄れて
伸ばした指先は宙を掻いた
いない君を影は探す
青く染まる視界ぽつり
君の姿が焼け焦げた
触れる寸前 届かない
縮まる事の無いこの距離
ゆるやかな駆け引きさえ
僕はいつも愛しいと思う
海馬のなかに夢を見て...(non title)
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どうでもいいもの詰め込んで
どうでも良いこと考えて
鼻歌なんか歌っちゃって?
大好きなものを嫌いになって
考えすぎてる毎日に
終わりが欲しくて逃げ出した
遠く離れた知らない君に
僕を見つけて欲しくてさ
8月の風が吹いて
蒸し暑い夏の香りが駆け抜ける...めも
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眠れない 眠りたくない
布団と踊る 今は何時?
チクりタクり 時は進む
痛んだ私は見えないフリ
うずくまって見上げた夜
降りそうな星は何処にもなくて
突き刺さる ビルの明かりが
私をめがけて急降下
落ちる 落ちる
君が居ないから...(non title)
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逆剥けた指先を真っ直ぐに
その丸い月に伸ばして
君はまたくだらない薀蓄を語った
高層ビルの建ち並ぶ中で唯一
自然からの光を辛うじて放つ
その球体は優しく、と同時にとても脆い
昔に割れた丸いランプを思い出して
少しだけ笑みが漏れた
反対色の闇に溶け込んでしまいそうなそれを
僕は、ずっと見ていた...(non title)
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周りを見渡してみれば
そこには何も無くて
あるように見えているそれも
僕が選んだものじゃない
気まぐれに人は行き交って
ただ埃を巻き上げていく
足下見ないその笑みに
僕はまたペンを投げつけた
インクぶち撒け声を上げて
青く染め上げた君の...(non title)