朝日が登って、きっと暫く経ったのか。昨日城から離れた牢獄に入れられ、いつの間にか眠りについていた僕の頬を、唯一ある小窓からの日の光が照らす。眩しさに眼を覚ましたけれど、外には警備兵が見当たらなかった。代わりに少し遠くで数人の大人の声と、女の子の声がした。
「…リン…?」
鉄格子を掴み立ち上がると彼方側が見えた。数人の兵士と大臣、そして彼女がいた。僕の姿を見つけた彼女は上手く兵士の腕を振り払うと僕の元へ駆け寄った。
「レン…!!良かった、レンだ… 酷いことされてない?今出してあげるからね」
「リ…リン?どうして…」
驚く僕を尻目に、彼女が兵士を呼ぶと 奥に立つ大臣が不機嫌そうに僕を一瞥したあと、渋々兵士へ鍵を開ける許可をくだした。扉が開くと彼女は僕をしがみつくように抱き締めた。
「良かった… レンがいなくなるなんて、絶対に嫌だもん…」
「リン… 大丈夫だよ。僕は、此処にいるから…。」
本当に?と言いたげに彼女は僕を見た。彼女の大きな瞳に、確かに僕が写っていた。そんな涙でぐちゃぐちゃになった頬を拭ってやると、彼女は花が咲いたように笑った。
――此れからは 僕が
守ってあげるから…――
――僕が
君を幸せにするから――
――君がずっとずっと
笑顔であるように…――
next…
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