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一人 歩く 静かな坂道を
戸惑う 心 強く抑えてた
たどり着いた目の中に映る
あなたの 優しい笑顔
11月の秋のことだった
呼んでも動かない冷たいあなたがいて
泣いて 泣いて 泣いて 泣いて
ただひたすら 謝りつづけた
作り笑い浮かべながら
私は声を震わせていた...mother
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消えないように両手で撫でた
私の周りを彩る景色を
変わらないようにそっと見上げた
優しい心みたいな
懐かしい真夏の思い出を
あの日みたいに笑っていよう
どこにでも歩いていけるような
真っ直ぐな橙の瞳を
この町で描く物語を
意味もなくただ一人見ていた...HIMAWARI
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薄暗い部屋 乾いた喉
霞む視界 微睡む思考
カーテンを開けて 顔を洗って
活けた花に向けた「おはよう」
朝ごはん 昨日の残り物
今日も一人 支度をして
「いってきます」
代わり映えしない日比よ
私の心透かしてるようで
思わず笑ってしまいそうね...フリー
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大きな言葉じゃ表せなくて
小さな声じゃ届かなくて
掌からこぼれ落ちてしまうくらいの
思いを抱えていた
泣き出しそうな君の顔は
見たくなくて、逃げたくて
でもデタラメなんかじゃなくて
ちゃんと伝えたくて
「大丈夫だよ、まだ頑張れるよ」
うつ向いて震えて何を言ってるの...仮面娘の囁き
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アスファルトの跡
草花に埋もれた体
強く叩きつける雨
流れる赤
記憶のフィルター
色褪せた視界
笑う 泣く 叫ぶ 声が
呼んでいる
後悔しかない頭の中で
幾度となく責めたのだろう...跡色ロード
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堕ちる 影の果ては
全て 無くしてしまうのだろうか
ねえ 僕は 生きている
止まってないからね
確かめた アナタの 瞳 耳 鼻 声に
揺らぐ 風の音が鳴り響く
歌いながら 歌いながら
僕を憶えていて
叫びながら 叫びながら
嗚呼もう 消えてしまう...足掻く僕のシルエット
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ねえ 私をみてよ
その目を開けて
なんで起きてくれないの
ねえ 僕はここだよ
君のそばにいるよ
そこにはもういないんだよ
聞こえる 聞かせて
それは私の心音
それは私の声
それは私の...(non title)
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白く 儚く 揺れる あの花は
どこへと いくんだろう
僕には わからないや
でも きっと いつか
逢えるような気がするよ
――それじゃ またね
目がさめると 視界が真っ暗なんだ
もう あの花が みえない
見たい 逢いたい だって
僕は 恋をしたんだ...Afterlife Petals
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ルーズリーフ一枚におさめられた
そんなありきたりな人生なんて
誰も歩みたくなんかないにきまってる
だから巣から飛び出したんだ
「縛られたくなんてない」
あと19億回もの心拍数で
僕はきっと消えてしまうから
今も進んでいる命の砂時計
簡単に終わらせられない
笑いごとじゃないけど...命の砂時計
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蒼い空に羽ばたく蝶を
そっと追いかけてみたんだ
でもどこかに消えちゃうから
僕の目には映らないまま
落ち込んで見上げた空は
ほんのちょっぴり朱くて
不意に泣きたくなったけど
僕はゆっくり歩きだした
懐かしくて 切なくて
もう二度と無いとか...Farfalla