一人 歩く 静かな坂道を
戸惑う 心 強く抑えてた
たどり着いた目の中に映る
あなたの 優しい笑顔
11月の秋のことだった
呼んでも動かない冷たいあなたがいて
泣いて 泣いて 泣いて 泣いて
ただひたすら 謝りつづけた
作り笑い浮かべながら
私は声を震わせていた
ねえ、もう5年経つよ
ねえ、もう私二十歳になるよ
ねえ、どうしたら会えるのかな
ねえ、私の名前呼んでよ
泣き出しそうな声が
息をつまらせて
思わず掌でそっと包み込んだ
優しい風が私をさとしてる
「大丈夫だよ」と何処からか聞こえた
いつか笑い会えるその日まで
精一杯の自分らしさを
ガラス越しに合わせる
目をそっと閉じた
明日明後日もまたその次の日も
あなたのこと 忘れなんかしない
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