れぐるす

去りゆく光を
追い求めたまま
最後の時を告げるnarrative(物語)を
眠るは影
祈りは罰へと変わり
散りゆく記憶の花弁(ペタル)
誰を纏っているの？
やがて増していく
傷を数え 思うの
この痛みが生きた証...

狂い咲いて この身 捨てて Face the end
愛情無常 意味を成すその言葉など
全部壊して 目を逸らす また自己を問う 今日も
ミスを 繰り返して まともに話せない
間違っているのは この世界か僕か教えて
他愛の無いような話や 嘘偽りなどうざったい
差異もエゴもいらない 痛みに似た温もりで
...

偽りの仮面を纏い　舞台に立つ
誰も知らない　私という存在を
壊れそうな心の奥で
本当の声が震えていた
操られる傀儡(くぐつ) のように
笑顔すらも芝居に変わる
鏡に映る私と
目を逸らす私が交差する
偽善に染まる世界で
どちらが本当の自分なの？...

見失って 堕ち続けるのなら僕は
誰かのため生まれ変わるんだ
Via Nova
凍りついた記憶の果てで 名もなき声が響く
「お前は誰だ」と
崩れ落ちた 叶うはずのない夢
祈りは影と消える この呪縛を解いて
(Ego sum lux mea)
不安定な残響をいま
その枷から解き放つ...

明日の意味を問うだとか 生きる意味はどうだとか
そんなくだらないことばかり巡らせ
ほんと勝手だったな
溢した冬の影も 冷めた愛の景色も
どんな言葉で全て手離せばいい
だけど まだ縋っている
残映滲む夜が
崩れ落ちていく 日々のようで
さよならも言えずに 取り残されるだけ...

深夜二時過ぎ 僕を隠すように空は
愁い帯びては また溶けていく もういいよ
昨日忘れて 明日を考えてみたら
揺らぐ星空、呼吸を一つ そこには
あてもない希望を僕は 無数の星の輝くように
遠く果てなくたって 答えを描き出すんだ
君の目に映る世界はもう 白く染まり薄れていく
彷徨い 絡まって 擦り抜けて...

限りある命を僕は捨ててしまったんだ
最初から全部理解っていたからさ
いつからこの顔を 繕っていたんだったっけな
もう誰にも愛されない こんな僕なんてどうしようもない
流れてく記憶の闇
こんなことになるなら 想いを今
この感情が君に届くなら 君を愛せないけど
限りない心を埋めてくれるのは君だけだったよ...

不完全すぎた浅慮は
三文字に成り代わっていく
...あぁそうだ
こんなバンドなんてやめてやるよ
くだらない想いなんて
とうに捨て去ってるんだ
届かない理想なんて
「興味ない」って
嘘を吐いた
もう誰も信じられないの...

窓辺に届く五月雨の音と
湿った空気を全て見過ごしていた
揺らぐ光は僕の孤影を
偽りなく照らし続ける
あなたが残した希望はまだ
悲しみの中で生きている
わたしの理想はここにはないから
虚ろうのどうか許してくれ

君と描いた日々 溶けるように
希望なんてもう見失って
そう 気づいたんだ 帰らなくたっていい
響け今、星空に奏でるように
さよならの一言も 言わせてくれない 認めたくない
きれい事を並べては 有象無象 虚像 ってあぁもういらないよ
此処から嘆いたって 君のつれない声も聞こえない
望んだって冗談だって...