ブックマークした作品

15＋14＋15＋15＋15＋14＋15＋14
　披読（ひどく）の音がこの場所を満たす
　情報管理の閉鎖社会
　退屈過ぎて本を手に取れば
　忽（たちま）ちのうちにビブリオマニア
　ある日の僕は初めての本に
　出会ってしまった　無題絵本
　綻ぶ口を抑え腰落とし
　世界に溺れるdilettante
21...

18＋20＋18＋19
　言葉と体中に　自分守るため
　硬いトゲを生やしたら　誰も見なくなった
　誰にも触れられない　触れてほしくない
　そんなことするよりも　トゲを折ってほしい
16＋16
　溢れるやさしさは突き殺されて
　身動きもできずに囚われたまま
13＋14＋20＋10
　私はやさしい針の山...

14＋14
　月夜の浅い眠りが覚めて
　窓辺は淡く夜から逃げて
13＋12＋13＋12
　終わったこと　過ぎ去ったこと
　忘れるように閉じた目が
　悲しいこと　泣いていたこと
　照らす外へと向けられて
12＋16＋12＋9
　輪郭が夜に浮かんで...

12
　労働なんかやめてやる！
20＋20
　浴びる上司の罵倒を尻目にタイピング
　うまくいかない人間関係　倦（う）む心
16＋13＋6
　ちょっと前までのニート生活を
　思い出しては　嘘だ！　嫌だ！
　逃げ出したい！
14＋14＋21＋12...

12＋17＋12＋17
　いつも通りの通学路
　今日は桜並木のバージンロード
　強く風吹くこの場所で
　髪を揺らし歩いてあなたのもとへ
11＋12＋15
　怖くない　強がらない
　ホントの気持ち知りたくて
　桜ドレスまとって近付くよ
12＋10＋18＋12＋10＋19...

40＋35＋30
　学内学外問わずして人間関係の中心に存在する人物がいる
　それは人生の勝ち組でありこの世の勝ち組と言っても過言ではない
　この世はそんなファンタジスタたちを中心に回っているのです
15＋20＋17
　教室の隅で雑談タイム
　ファンタジスタは今日も色々侍（はべ）らせてる
　黒板に相合...

13＋10＋6
　古い書架の狭い世界で
　一人歩く私は
　紙の上で
11＋11＋11＋11
　人の手を渡り歩き
　色んなものを見てきた
　ヤケのある世界の外
　隠したスレを見ないで
13＋10＋13＋10＋6...

14＋24＋14＋24
　降る降る雨はこの身を濡らす
　私の周りだけ降水確率100％
　悲しいわけじゃないけどいつも
　心がひそひそと泣いてるらしいの　子供みたいね
12＋15＋12＋15
　寒い　嫌い　鬱陶しい
　泣く子を虐める冷たい雫
　いつも　離れ　生きてきたと
　思っているけど本当ですか...

27＋22＋27＋22
　選（よ）り取り見取りの言い訳を　懐に入れて歩いている
　身の回りの物全てを隠して何になるの？
　
　ポンコツだらけのゴミ山に　金銀を捨てて塵にして
　問い掛ければ持ち合わせの言葉を投げつけられ
24＋31＋24＋31
　心の耐震工事は未だ終わっておりません
　疎ましく思えば...

16＋15
　手を伸ばしたら　返ってきた　お釣り
　目を逸らしたら　戻らない　心
21＋10＋15＋10
　ねぇ　ねぇ　君の手から何かを受け取るたびに
　それを零してしまう
　もう　もう　落とさないと決めたのに
　構ってほしいばかり
18＋15＋18＋17＋20
　「はいどうぞ」っと君からもらったも...

（Aメロ）9＋15＋9＋15
　好きです　嫌いです
　抱き締めたいです　吐き気さえします
　朝です　深夜です
　外に出たいです　眠りに就きます
（Bメロ）18＋18
　間逆の思い　因果律がわからない
　刹那に消える　方程式　崩れたよ
（サビ）25＋25＋16＋12
　白くて黒い腹の底　終点はどこにあ...

18＋21
　ある日何も出来ない僕は唐突に
　作詞でもしてみようかとメモ帳を開いた
18＋21＋18＋21
　この目に映るもの全てを文字に変え
　詞の中に景色も色も香りも混ぜ込んだ
　痛みも喜びも全てに意味を乗せ
　詞の中に涙も人も笑顔も書き付けた
30＋29
　時には頭が空っぽになって　何も出てこ...

11＋14＋12＋14
　春になるとやってくる
　人を虐(しいた)げ涙を奪う
　見えないから怯えている
　春の支配者その名を曰く
14＋13＋16＋12
　滂沱と目から流れる雫
　その目も赤く染まっている
　内服薬でも　目薬点(さ)しても
　どうやっても変わらないよ！...

18＋24＋18＋24
　昔は間食ばっかりしていました
　向上心と一緒に増えてゆく『蔑視』や『優越』
　贅肉だらけの人生変えたかった
　鈍感になることだけに怯えて生きるの疲れて
13＋13＋15
　みんなが言う　「フトッテナイヨ」
　そんなことは　信じられない
　ほら　また　そんな冷たい目をする
1...

25＋25＋25＋27
　取り繕った言葉ひとつ　それをまた叩く人たち
「言い訳をするとはなんだ」と　複雑にしてたのは僕？
　説明しても要領得ず　入り組んでゆくは煩雑
　労うより嘲るが先　事実は小説よりも奇なり
23＋25
　思考の色を紡いでいけば　ひとつに纏まると
　勝手に　自分ひとりで　根拠もなく...

22＋17＋22＋17
　テレビに流れる種々雑多（しゅじゅざった）の栄光報告
　耳を通り抜ける　関係無いから
　朝日が寝転ぶ道をなぞる毎日変わらず
　体少しだるい　カラオケ疲れだ
15＋23
　街に蔓延（はびこ）る他人の称賛
　輪の中はひどく閉鎖的で入れそうにないや
22＋15＋22＋16＋30
　...

18＋18＋9
　ポップポップ　ポップポップ　ポップポップ
　ポップポップ　ポップポップ　ポップポップ
　らんらんららららん
10＋10＋11＋9
　白紙に黒一点
　黒地に白一点
　叫べばアポステリオリ
　並べばアプリオリ
15＋11＋15＋14...

15＋14＋15＋14＋11
　遺品を重ねて　石を崩して
　連絡網を掻き集めます
　飾りは繋いで　夢を零して
　交雑される未来の種子を
　この星へ蒔いて　蒔いて
12＋13＋12＋13＋14＋14＋17＋13
　なくしたものはなんですか
　私が作れるものですか
　なくしたものはなんですか...

12＋15＋12＋15
　惚れた腫れたの絵空事
　つまらない曇天は流れてく
　うふふあははの裏庭で
　覆る感情をメタファーに
11＋13＋15
　佐藤さんの多様性
　研究してみる赤ん坊
　妄想に溺死してみたいから
13＋14＋21...

「I my me mine」
詩/らりはな
歌/募集中
会いたくて　泣きたくて
この文をつづるよ
「なんとなく」　口だけの
世界に飽きたよ
貴方がいないとダメで　一人枕を濡らして
冴えない胸を掴んで　叫ぶよ
口で爆弾を放って　ディスプレイを傷つけて...

6＋11＋6＋11＋6＋11＋6＋11
　スランプです
　今日も何も出来ません
　スランプです
　やる気なんか起きません
　スランプです
　なんとなくでやりません
　スランプです
　言い訳ではありません
18＋14＋14＋18＋14＋14...

16＋16＋16＋16＋18
　ねえどうして　空は青いんだろう
　ねえどうして　海は青いんだろう
　ねえどうして　夏は暑いんだろう
　ねえどうして　君は冷たいままで
　ねえどうして　どうして　どうして　ねえねえ
20＋29＋20＋29
　分からないことがあったら人に訊きましょう
　よく言うでしょ　訊...