木村ユタカの投稿作品一覧
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オナジキモチ
初めて出会った日を今でもよく覚えてる
君も同じように覚えてる? 何も変わらないよね
悔しくて泣いた日も嬉しくて笑った日も
沢山のこと分け合ってここまで来たよね
弱さなんて見せない君
だからたまに心配になるんだ
いつだって支えるから 約束だよ
「ありがとう」じゃ伝えきれない思いがあるよ
...オナジキモチ
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悴んだ 手をそっと
繋いで温めあう
「寒いね」と笑った 帰り道
ありふれてる幸せ
君と過ごす時間が
終わらないと信じていた
あの頃にはもう戻れない
さよならは君がくれた
優しさと知っていたよ
「元気でね」今も君の声が胸に響いて...最後の嘘
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知っていたよ 君に好きな人が出来たことを
恋に落ちたその横顔 となりで見ていたから
知らないでしょ きっと君は
私のこの気持ち だって君にとって
私ただの幼馴染だから
帰り道 君が照れながら言った 好きな人(なまえ)
「がんばれ」だなんて素直に言えずに
一歩後ろを歩く夕暮れ
「元気がないね」と振り...片想い
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無機質な温度にもたれ 削る
空白のまま
熱に侵されて騒ぐ本能
賽が投げられた事を知る
運命 抗い
この瞳に何が映る
重なり剥がれた 歪な世界
鳴りやまないサイレン 孤独な叫びが掻き消され
死んでしまう前に
嘘だらけの真実 壊して行くんだ...ゼロトキ
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僕の名前を
呼び続ける声がする
いつからかそこに引かれていた 境界線(ライン)
世界から切り取られたのは どっち?
僕の存在証明 まだ薄汚れている
勝手に価値はないと決めて 投げ出しては
そっと目を閉じるよ
未完成なままの扉の向こうで
僕の名前を呼び続ける声
もう少しだけ イマを超えていけるなら...未完成フラストレーション
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ハンブンコ
あたしはあたしで
キミはキミで
何度結んでも混ざらなくて
別々の個体 どうしてなの?
生まれてくる時 願ったのに
ハンブンコ
もしあたしが死んだら
キミは泣くのかな?
今はただ抱きしめて...ハンブンコ
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ふたり花火
にぎわう人達 夏の終わり
君と行った お祭り
浴衣姿の私を見て
君は少し照れていたね
手を繋ぎ人波を掻き分けて歩いた
誰もいない公園 星屑が照らしたこの場所で
見上げた花火は今も胸の中に痛いくらい残ったまま
届きそうだねと笑う君の横顔に恋をしていた
最後の花火上がる前に隠れてキスをしたね...ふたり花火
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ナツイロソラ
淡く揺れた
夏色空
青と白 押し付ける陽射し
揺れ動く 僕ら映す
埋まらない気持ちは君への
歌に変わってた
左手に触れる体温が心も繋いで
歩いたこの道
空白が僕を追い越してまた同じ場所で...ナツイロソラ
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好きと言えたら
気がついてた君が笑うたび胸が痛くなる
その笑顔はあの子に向けてるものと知ってたのに
友達以上になれないのに どうして
好きと言えたら どんなに楽なんだろう
好きと言ったらもう元に戻れないよね
あの子の事 話す君の顔とても優しくて
その想いが私のためだけ向いていたのなら
なんて思っても...好きと言えたら
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Raining
鉛色染まる空 降り出した雨の中
足早な人波に 揺れてる 色とりどりの傘
あの日と同じように ふと振り返れば
そこに君がいるようで・・・
君の好きな雨に打たれ すべて忘れられたのなら
描いてた (キミト)未来には(ボクハ) もう戻れなくて
離れたのは僕の方か? それとも君の方なのか...Raining
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memory
心に大きな 穴が空いている
あなた以外で埋める事出来ない
いつもそばにいて 笑っててくれた
そんな毎日がずっと続くと信じてた
もう鳴らない携帯のメロディ
消せないメモリー まだ期待してる
もしかしたらなんて
会いたい・・・
眠れぬ夜にあなたを想った...memory
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ピストル
キャンバスに描かれた 真っ白な現実
言われたとおりになら なんでも書けるけど
埋もれちまう前に
もう一度目覚めてみせろ
銃口を向けろ 嘘ばかりの世界
自分という名のピストルで打ち抜いて
作られたものに縛られてなんかない
引き金を引いてすべてを打ち壊せ
コンパスと持たされた ボロボロの白地図...ピストル
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「メッセージ」
この歌が君に届くように 君に届くように
果てるまで歌うんだ聞こえるかい?
白い息薫る風 朝見上げた夢の途中
丘の上もっと近く 感じてる明日の空
嫌になる事ばかりで投げ出した事もあったけれど
この歌が君に届くように
君に届くように
君のため歌うんだいつまでも
この歌が 君...メッセージ