四月十六日の投稿作品一覧
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春午後雨」
思い出せやしないけど そこの道草さえも
郷愁に侵されていた 目を背ける
常識は知らないけど 才能を信じてた
渋滞中の白い目を かわしている
存在を知られると すぐさま照準を向けられ
叩かれる君など まるで蚊のようだ
いわば君には 愛称じゃないか
軽い一つの 冗談じゃないか
いつも君...春午後雨
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週末の起抜け、読切り。
「最悪の」「不慮の」事故に
また救われたよ。
彼らの業が、戒めが、宗教たらしめる。
どうせまた、横切っていく。
知らない顔して守られ
傷付けてまた守られていく
畜生にも守られ
生活に脅かされて、、、
そう言えば「良い」と思うんだろう。...〔歌詞〕黒塗りの傘〔オリジナル〕
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私の頭はどこいった
このまま砕け散った気がしてる
いまだに壊したくて壊れたい
壊い壊い壊いな汚わい汚わい汚わい
怖い怖い怖くて君の背中ど突いた
弱い弱い弱いな痛い痛い怖い
弱い怖い痛いな痛い痛い砕けた
私の頭はどこいった私の焦りもどこいった
おすすめするなら貨物列車
君の頭は壊れるかな...背中があった
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生憎とこの日は
冷え切った空気の中
隼の亡骸に出会いました
笑いながら僕は
染み込んだ湿気を握る
それだけそれだけで歌えるんだ
生憎この日々は
冷め切った出会いの中
誰からも忘れられてみたかった
強かに祈れば...緋色になれない人
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金曜日の夜
街灯、
轢き殺される、
現実かそれとも夢の続きなのか
今日まで守り通した冷や汗と頭痛は、
遺言になるかな
近付くなよ
こっち見んなよ
掃き溜めみたいな私、
「殺して。」...金曜日の夜
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温い温い
唾液嘶き
怖くないな
恐ろしくない
蜂の薬
米の薄紅
怖くないな
恐ろしくない
セピアに染まる
砂に躓き...regret
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さかさまに落ちていく
霧の深い崖から
さかさまに落ちていく
重力加速システム
さかさまに落ちていく
霧の深い崖から
さかさまに落ちていく
重力加速システム
Falling Down!
Falling Down!...Gravity Acceleration System
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塞いだ溜め息、重ねた屍
翼をまだ記憶の底から求めてる
灰色燃える手、波風羽ばたき
僕から飛び立つ毟られた最後の羽根、屑
爪痕落ちる夜の世界
夢を見てた
強さも忘れるほど
この刃の先
昏い笑みが零れる
灰色燃える手、波風羽ばたき...喰らい羽
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指ひとつで流れ出した
誰かの夢に迷い込む
赤い脈が止まる前に
左を指すボタンを探した
別に隠してもないのに
だんだん後ろめたくなる
狭い世界に慣れるのは
僕にはちょっと難しすぎたな
気に入らないとか
合わないとか...飽和性スケルトン
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the Cave
曖昧な記憶の隅で
降り頻る歪な斜線
横なぶり溶けた雫が
一度だけ光を纏う
いざようの 躊躇うの
揺蕩うの まだ思い出せない
得意気に数えたつもり
遣る瀬無い過去の嵐に
流れ出す冷たい涙...the Cave
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顔から色が消えて
浮き出した青い筋
例えば浮遊感が
身体中を舐める様に
縛り付けてるなら
それは相性が悪いわ
言いたいでも言えない
唇が開かない
非情も感情なの
そろそろ疲れた...Pallidness
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冷たいピアノの音が
深い闇に飲まれてゆく
静まりかえる夜道を
蝋燭灯し歩けば
さあおいで
こっちだよ
誘惑は幻影の笑い声
影たちの犇めき合う森の中
薄い指が首を舐める
見えてるはずもない奏者の背後に...影たちの集い
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もし疑いが晴れても
まだ嘘は溢れるほど残ってる
手札を見せる度
僕の居場所が無くなる気がして
普通のことに夢中になれないから
思い出してしまう
エラーコードの押し寄せる網膜
もう壊れる
※ねえ誰かが記憶の深くから
顔を出しているの...ステレオタイプの囚人
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傀儡師のマッド
何の話
聞かせてくれるのかしら
声の主は
不審な挙動をしてた
せめてこっち見て
ほら、私だけの君
せめてその顔を見せて
お話しましょう
これから二人いつまでも二人...傀儡師のマッド
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小指を舐めて 爪を隠して
虚空の糸を 貪る快楽
歪んだ時計 偽る五感
右も左も 落とし穴の中
この手あの手あなたの手
指と指が絡み合って
約束に溺れたい
この言葉はどれだけ無様に映るの
誰もいない世界の中へ溶けていく
忘れたいよすべて忘れてしまえたら...ユビキリ
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僕にもお情け頂戴
余り物でもいいから
古い傷見せ付けて
手のひらを強く耳に当てて
大人の波の中
漂うよ 漂い続けるよ
泡に飲まれる君
誰にも見えない
僕だけに
赤黒い...古い傷
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震え上がる声聞かされて
足のすくむ暇さえなくて
耳に忙しなく騒がしい
近未来を予測している
無様だけど惹きつけられてる
台詞が空気中にまぎれてた
夜を隠した燃え滾る侮蔑の海が
体を蝕んで僕は異形になった
サディスティックな一時をどうぞ
みんなまやかされて中毒でしょ...ある一匹狼
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お前は火星人。
僕の標的だ。
意味が解らない顔しているけど、
それでかまわない。
お前の命に、僕は興味無い。
すぐに消してやるさ。
お前は侵略者。
若しくは標的。
意味が解らない顔しているけど、
意味なんか無いさ。...A Robber At The Back Of You
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この声を届けたくて
この声を届けたくて
風に乗せてみたよ
霞んで消えて吐き出せなくなった
この声を届けたいよ
この歌を聞かせたいよ
誰かが言えなくて失ってしまいそうな
言葉を使って
憧れて願い続け
手に入れたつもりになりたくて...風
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それを我慢してまで選んだ人生には
どれだけの価値があるだろうか
まだ世界の端で僕らは何度だって
恐れを抱いている
笑う膝を抱えて逃げてる
誰もいらないけど
埋められた画像データ
落書きを施し
奪い合う羽音が
どれだけ信じても...アスセンシオン
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夢旅行
子守歌を聞く
(小さく囁く)
脳みそが溶ける
残酷な悪魔の歌
(眠りに呪われた)
子守歌を聞く
(小さく囁く)
眠りに誘う...夢旅行
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氷の橋
あの日に見た夢が私に、泣いてたわけを教えたんだ
蹴り散らしたこの孤独さえ、俯瞰に置き去りにしたのに
催眠術になら任せていいとしたら
ふらり
風の音
いざなう君が見えてた
もう何処にも行かないよ
夢の続きが見たい
闇が過ぎ、雨だった...氷の橋
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さよならノ唄
滲音かこい
さよなら
あなたの顔今すぐ忘れたいよ
時々思い出すよ
多分ね 自信はない
嫌いだ大嫌いでした
もうずっと前に飽き飽きしてました
せーの
さぁさよならノ唄を...さよならノ唄
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魔女の黒猫
雪歌ユフ
19世紀。ある水曜日。
魔女狩りで、命失くした。
金曜日の13日。
人間に避けられました。
僕を見て、不吉だとか、横切ると不幸になるとか
なぜかしら、根拠の無い迷信が蔓延してる。
大きい緑の眼が、夜の暗闇を刺す。
基本的に黒いから、印象も暗いのかもね。...魔女の黒猫
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impulse
雪歌ユフ
見るからに悪そうな面をして
足取り悪そうに歩いてる
広いこの夜空には天使たち
美しい翼で優雅に舞う
ある一人の天使が地上に来て
大きな翼が折れ泣いてました
遙か遠い昔の記憶のような
懐かしさを私は感じました...impulse
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崩れて、壊して
uta 滲音かこい
かなり真面目ですこしネガティブで
新しいピアスつけていた彼女はいつも
永久の闇抱えた私を拒まないでいてくれた人
いつでも距離が遠くて、とどかないほど
次に会う時はきっと、約束が出来るよね
過ぎ去り行く日々
音もたてずに崩れてしまう、消えてしまう、あ...崩れて、壊して
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禁断症状少女
実音とわの
私の知らない
お口に消えていくもの
このままで見過ごすの?
身勝手な君らしいよね
お腹と背中がくっつくよ
今朝は何も食べてない
ねえ一つくれてもいいのに
なんでくれないの いじわる...禁断症状少女
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ソライロテレパシー
歌)雪歌ユフ、滲音かこい
回る地球儀 歪な模様の僕らの街はここにあるのか
全知全能、森羅万象、この世の真理を、今滅茶苦茶にしたい気分
指を走らせ、クルクル回して 白い絵の具が世界を消した
上書きしよう 球体は例えればひどく無秩序で病的な虚無の宇宙
...ソライロテレパシー
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ダンス イン ガレット
【滲音かこい】
(a1)
舞い落ちる花の髪飾り 風たちと踊る ユラり
黒檀に染まる部屋の隅 現世と隔離されてみる
(b)
何を見ても動かない心
昔の様に沢山泣いて
(c)
泣いて泣いて泣いて慰められて...ダンスインガレット