タグ:VOCALOID夏曲
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セミもまばらな午後に
寝転がる冷たい床
憑きものが落ちて
からっぽになった頭
思い出の品を
やっと手放したあとに
それを思い出せない
もう旅立った後かな
「普通」ほど手に入らない
平凡な幸せに憧れて...どこへも還らない夏
よだひかる
拝啓
真夏の夜はおとぎ話を 瞬く星々に語りかけます
恋しい貴方の声が棘を刺すように 私の右目を曇らせました
敬具
鳴かない蛍は身を焦がしてる 一時の優しさでも
愛しさに溺れてくこの胸は 貴方で満ちていたいの
空に舞う焔歌 陽炎みたく踊りましょう
傷つけられ 隠し隠せども 馴れ合うことを求めている
も...源氏蛍
gardman
二人で歩く 蛍舞うあぜ道
ふいに駆け抜ける風の音
ざわめく草の香り
火照った肌を冷やす
唇からこぼれそうな願いは
きっと身勝手
届けられない言葉は
夜の闇にほどけて
そうして私に残されたのは
甘くも苦い夏の名残...【MEIKO・KAITO】夏の名残【オリジナル】
綾野忍