タグ:ばあちゃんマスター
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今でこそ小岩井家のボーカロイドたちといえば大人数の大家族といった体だが、最初からそうだったわけではない。
ミク一人きりだったところにメイコが来て二人きりで秋をすごし、冬の気配がカイトを連れてきた。春の風と共にリンとレンが来て、生い茂る葉が蒼い影を落とす頃がくぽが迎えられ、梅雨の雲間から青空が見え...Master番外 着物くるくる・1
sunny_m
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こちらは一連のばあちゃんマスターシリーズの続きものとなっています。
今までの話を知らないとちょっと分からない内容となっています。
それでも良いよ! あるいは、今までのも知っているよ! という方はどうぞ
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淡い陽光が日を重ねるごとに眩くきらめくひかりになってきた、ある初夏の午前中のこと...Master・るかとがくぽの日向ぼっこ・1
sunny_m
ばあちゃんマスターのシリーズものとなっています。
今までの話を知らないと、わからないかも?な内容となっていますので、それでも良いよ!知ってるよ!という方はどうぞ~↓
引っ越し前、あるいは大がかりな部屋の模様替えの真っ最中か。衣類やら本やら紙の束やら。色んなものが収納から引っ張り出されて積み上げられ...Master おまじない・1
sunny_m
ぼんやりとした思考がゆっくりと輪郭を整えていく。雨戸の隙間からこぼれるのは、早春の白い光。まだ寒々しい空気の中、そこだけが柔らかな春の気配を湛えていた。
今日は良い天気みたいだ。パソコンの内側の天気は外側の天気と連動している。つまり、現実世界も天気が良いという事だ。きらきらと柔らかな日差しはしか...Master 昨日の終わりと明日の始まり・1
sunny_m
かたんかたんと、規則的に揺れながら電車が進んでいく。車窓から差し込む日差しは弱く、冬が近づいてきていることを表していた。やわらかな陽光を片頬の辺りに感じながらタロウは閉じた扉に寄りかかっていた。くたびれた制服に足元にはやっぱりくたびれた感じのする鞄が無造作におかれている。
学校帰りの放課後。年が...Master・きんいろの足音・1
sunny_m
梅酒の造り方。
梅を洗ってその水気をよくふき取る。
へたを楊枝などで取る。
殺菌した大きな瓶に梅と氷砂糖を交互に入れていく。
焼酎を注いでふたを閉めて冷暗所にて保存。
「これで3ヵ月後くらいには梅酒が出来上がります。」
そう画面の向こうでマスターが厳かに告げた。リンは、そんな3ヶ月だなんて...Master 梅酒の造りかた・1
sunny_m