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■No.290
大正花乙女
編み上げブーツ 軽く鳴らして
刻むリズムは 大正浪漫
袴の裾を 風になびかせ
貴方を目指して走るんだ
口ずさむ恋の流行歌
涙なんて似合わないから
桜吹雪に日本晴れ
恋歌一つを 高らかに...大正花乙女
Bneko
ちょいと 手招きゃ おでまし 護衛 気取りの「飼い犬」
詰め襟すがたの軍服を 高下駄で見下ろす
はっと 振り向きゃ 一大事 楼主の遣り手が 追って来た
御前の背中で猫被り 鼠の始末は任せるわ
主(ぬし)の盾になる 手袋の白
初心(うぶ)な香りを脱ぎ捨て 月夜に踊れ
客も楼主も もう いないから
見栄...軍服すがたと遊び女
鈴本キョウコ
『さくらうた』
A1
桜の花びら 舞い散る公園
アナタは 優しく微笑んでいました
桜の花びら 落ちる前に掴み
アナタは 無邪気に喜んでいました
B1
出逢いと別れの季節に
アナタは何を想って居ましたか?
出逢いが別れを呼ぶのに...さくらうた
片瀬アキラ
はらはら落散る
薄紅の雪
私の手掠め
散ってゆく
一人それ見し
雫を落とす
儚きこの思い
長い裾引き 音立て歩む
いつものあの橋は
すぐそこへ...桜橋-サクラバシ-
学。
(かごめ かごめ かごのなかのとりは いつ いつ でやる)
騒々 真夏の蝉時雨
女が謳う かごめや かごめ
至福の鴇を 何時と待ち
町を縫ってく 万歳と
番(つがい)は向かい
女は謳う
鬼哭啾々 帰国待つ
嗚呼 あろうことか
― 一方の番 ―...【大正崩壊民謡】籠猫(かごめ)【※18禁】
破廉恥なK
左様なら
苦し紛れに 飛ばしたインキ
星になる日は 来ないだろう
外套(いんばねす)の下 隠した封筒
中には 何を入れたのだったか
目的地も未だ 決めかねている
出版社の屋根(るうふ) あなたの瞳と同じ色
駆け出す程の勇気は無いので
ペンを執ると云う 現実逃避
七年越しの 片想いでは...書生の夢と片想考
ふらのん
(舞台の上で踊るガラスの靴音)
オペラヲ始メマセウ
悲劇ノ舞台女優
劇場ヘ手招キ
幕引キハゴ自由ニ
暖炉デ踊リマセウ
硝子ノ靴鳴ラシテ
葡萄酒ハオ好ミデ
匣ヲ開ケテハナリマセヌ
袖ヲ轢クノハ誰ァレ?...堊麼ノ危劇
蒼子