タグ：風雅

　　箱の中　ゆらぐ空白
　　何処か　行き場も無いと知る
　　いつか　掠めた言の葉
　　わたしは 顔を忘れてた
　　宝箱の中身には　存在なくしていた空白
　　空白を彩ってゆく　絵筆はいずこ
　　あちこちで響く手拍子の渦は
　　鬼さんこちらと誘（いざな）って
　　近づいたのか　遠ざかったのかは
　　何処...

銀の鎖にかけてみた　愛の証　決裂の証
いつのまにか無くしかけた　執着とか　ぶら下がってる
箱に飾ってみた　二人の証　唯一の証
昔はきっとあったはずの　期待とか　込めてるんだ
どうでも良い事ばかり気になる
そのくせ大切なことはいつも後回し
そんなときは
どうしたんだ　こんなの私じゃ無いって
ちょっとば...

きっといつの日も諦めてる　
だからこんなに虚しくなるの？
今までそうやって生きて来たんだって　
気付かないフリして　生きていた
理解はしてる　だけど　納得は無理
結局　人間なんて　そんな生き物
適当に生きて　適当に遊んで
何でも　適当で良かった
真剣になんて　カッコ悪いって
ようするに　現実が怖いだ...

「嘘」なんて案外　飾りつければ本当になる
「本当」なんて案外　そのままだと嘘になる
どっちも結局　紙一重の言葉
それならいっそ　区別しないで考えろ
例えば・・・　Ah――!
躊躇してる自分を
嘘で騙して進んで行け
結局　「嘘」も「本当」も
上手に使えば良いんだから
「嘘」に踊らされる？なんて不甲斐な...

青い絵の具が垂れた画材
若草色に染まる絵筆
どこまでも透明な君と
どこまでも汚れた僕と
ゆっくりと画材に映し出されてく
君の少し固くなった微笑
こんなに緩やかな時間があるなんて
僕は何て幸せなんだろう
でも　僕には君と過ごす資格なんて無い
それだけの事　なのに　とても悲しいんだ...

今更、何を言ってるの？
今更、始めても遅いんだ
私は結局　部品不足の　ただの歯車
私は結局　雑音生産機(ノイズメーカー)　無意味な存在
不必要存在（ガラクタ）の存在理由は何ですか？
必要存在（ニンゲン）との区別の仕方は何ですか？
この一瞬も　この一秒前も一秒後も
本当に全てが現実なのか　私に教えてく...