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午前二時 君からの電話
何かあった?って 知らないふりをした
「車を出して」
それだけでわかった
あの子がまた 泣いているんだ
大丈夫だよって 言えた
信頼されてるんだよって 笑えた
君まで壊れないようにね
なんて 優しい言葉まで吐いた
ねえ...偽物の伝書鳩
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私は素直じゃないから
嫌いだって笑うから
あなたの背中見送るたび
腕に爪を深く立ててる
私は綺麗じゃないから
夜の底に潜るから
吐息まみれの街灯の下
影みたいに這いずってく
白い花びら舞い落ちて
痛い痛いって胸に刺さる...君の宗教
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灰皿の最後の一本
火をつける癖まで模してしまった
慣れない煙で肺を満たそう
近づく作法は構わない
襟元に残る 昨日の香
洗えば消えるが洗えない
それだけが
優しさと言うのなら
私はまだ
優しくなんてなれない...呪い
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投げたかったのは 誰かへの重さじゃない
ただ思いついた言葉を 置いておきたかっただけ
もしも気に入って 拾う人がいるのなら
それでよかった それだけだったのに
「どうぞ」の意味が どこかですり替わって
差し出した手まで 怠慢に見えたの?
知らないことひとつで 何も知らない顔して
私の全部は分からない...地雷
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生まれてしまった
出来のいい君(兄)
大きい親の腕
生まれてしまった
低体重児の私
狭い機械の中
なぜ君は中にいるの。なぜ君は外に行かないの?いっしょに行こうよ!うんていできるようになったよ!みてよ、……みてよ、おにいちゃん
私がそっちに行くね
あなたは私の知らない友達を作った
何も出来ないバカが救...時々双子
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「次 会う時まで 元気でいてね」
幼い私が交わせた
たったひとつの約束
寂しい、どこにもいかないで、ねぇ、やめてよ
喉の奥に詰めた言葉たちを吐き出せず
なのに
約束は守られなかった
ねえ お母さん
私はちゃんと覚えてるよ
あの日の声も...やくそく?
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四苦も八苦もまだ足りぬ
祝詞なき生誕の日
荼毘に付してしまえ
水屑になってもまだ足りぬ
これは病気祝い事
淵に身を沈む
幾重の疵を刻めばや
幾度薬を呑み干せば
幾千の憂きを積めばや
~~~はいつかは救われる……?...救済未遂