Kou

必ず僕の手に
白黒しかない世界
だけど貴方だけは鮮やか
その女神に射抜かれて
手駒達は目覚める
さあ
右左　上と下　瓦礫の中を
傷ついて進む駒　貴方の為
廃墟に咲く一輪のその花
欲しがる者達が争い出す...

何度見つめ直しても
君程心が高鳴る人いないよ
過ぎ去った月日の中
失くしたものと得たもの教えてよ
すくいあげた、すり抜ける砂、見てるだけで
一つ一つ拾うことも、何も、できなかった
聞いて
苦しくって叫びたくていつも
この手をすり抜けていく度
特別なんだって分かっていたのに...

今日もまた地味な僕
打たれてくタイプライター
いつだって見てるだけ
ガラス越しのあなたを
話したい
でもとても1人じゃできるわけない
俯いて言葉見る
できるのはそれ位
だけど想いだけはここにあります
逃げないで...

本の中に入ろうか
何もかも捨て去って
そこは2人だけ思うがままで
もうチャンスはないよ
ああ瞳閉じたら砂漠の彼方
何だって叶う筈の旅
お願いさぁ僕の手を取って
(さあ　そっと今すぐ瞳を閉じて)
お願いさぁ君と今すぐ夢の中
どんな傷も全て癒されて幸せになる...

そうよ私はつまり世間の悪役
町を歩けば皆私を怖がる
けれどそんな私でも
皆と同じ愛を持ってる
あなたさえ手に入ればこの飼い虎もいらない
白と黒ならどちらがお好き？
どうせ私は虎とタンゴ
情熱の赤燃やしていても
あなたの目にはセピア色
そうよあなたは私にとって特別...

いつだって
一人で見てきてた
幸せに溢れてる
温かい笑顔
祈ったって
叶いはしないのに
夢みては消えていった
愛されていい資格
赤く燃える情熱無視されて
落ちていく涙さえ気づく人もいない...

今宵花魁 華の宴
女だけの秘密の宴
虎を従え蛇を追い出し
音を奏でて極楽浄土
今宵花魁 華の舞台
自由を生きる蝶の舞台
酒を交わして飲み食い三昧
舞を舞っては天女に仙女
故郷に残し兎は
赤い目をして何を思うか...

ようこそ我が城へ
ここは骸骨姫の城
貴方は選ばれた
物語を始めよう
主は美しいただ一人の人間
あとにはシンプルな骸骨しかおりません
姫を讃えよ崇めよう
満足して頂きたい
毎夜開かれる舞踏会
さあ今夜はどうだお気に召されるかメトロノームで調子を整えて...