小説を書き始めて10年以上経ってました。 ニコマイリス:http://www.nicovideo.jp/mylist/14153815 めーる:fi_soundあっとmail.goo.ne.jp ついった:http://twitter.com/fi_sound みくし:http://mixi.jp/show_friend.pl?id=4876570
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嘘が突き落とす水底
黄昏時 夕暮れ 影は伸びて
三人は夢に向かい
片手を伸ばしていたね
逢魔が時 隠れて 手を繋いで
いた彼と 隣の彼女は親友で
だけどそんな都合のいい未来は続かない
私が最期に見たその景色は
動きたくても動けないこの身体と
砂利の敷き詰められた鉄のレールで...嘘が突き落とす水底
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行方さえ知らず 彷徨う
勾引かす(かどわかす)人を恐れ
荒廃した街と希望
教会の柱を抱く
「どうか踏み入らないで下さい」
その言葉は人々には届かずただ眺めるだけ
私の家だった場所には人が訪れ
禁域も知らずに欲に流されていく
灰の雨が降るこの街で
出逢った修道女(かのじょ)は言う...カターニアにて
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#11(intro)
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ある人は言った。
「私は子供の頃親に虐待されました。だから私の子供はきちんと育てたいです。」
家庭は安らぎの場所で在って然るべき。
学業や仕事の場は、その苦楽の度合いも有るが社会に縛られたカテゴリの一つを成す事は変わりない。
その癒しを求めるべき場所だと。
別に喧嘩したっていい。その場所に頼ってもい...ある輪廻
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ありがとう
心無い言葉が私の表面を流れて
カランと音を立てた扉は耳障りな音を立てて閉じる
救えない 救えない
何物にも変えられない私だけの物が欲しかったんです
私だけの世界で動いて欲しかったんです
窓ガラスを叩いたの
振り向いて嫉妬してその他の言の葉を紡がないで
私の眼はそんなものを見るためには無い...コールタールの空