初めまして、中学生の鏡世です! ボカロではグミちゃん・リンレン・ミク 歌い手さんはあにま・ヤマイ・うさ・などなど・・・ Sound Horizonも好きです。 まだまだ新米ローランですが、 Marchenの世界観がとにかく大好きです! あとは、鈴木結女さんが大好きです。王子大好きw← アイコンは結樹さんに描いていただきました。
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その日、結局晩御飯まで御馳走になって帰った。
ケータイを見てみると、憐からの着信が幾つかあった。
そのまま文字の羅列を見ていくと、永瀬さんの名前がある。
「私が帰ってすぐじゃん‥」
彼の気遣いに心が緩む。
しかし、私は彼でなく、憐に電話を掛けた。
「あ、もしもし、咲蘭?今日何してた?」
電話口から少...抱きしめて Ⅳ
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また、憐のペースに流された。
もう、あんなに苦しい恋はしたくないって思ったのに。
彼と別れられたら、私だけを好きになってくれる人に出逢えるかも知れない。
でも、そんなこと無理。
「私は、憐が好き、、」
小さな呟きは宵闇に消えていった。
--------------------------------...抱きしめて Ⅲ
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「…憐…?」
その日の夜、急にかかってきた彼からの電話。
「あぁ、咲蘭(さくら)?
今日会えるかな?」
携帯から聞こえる愛しい人の声。
まだ彼が私を必要としてることに震えるほどの嬉しさを感じる。
「何時?」
「八時くらいに行くから」
それだけ告げ電話が切れた。
恋に恋する乙女の様に、...抱きしめて Ⅱ
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「はぁ…」
私は小さく溜息をついた。
蒸された空気を掻き出す換気扇が気の抜けた音を出す。
乱れたベッドの上で、私は一人、
もう一度溜息をついた。
彼と出会ったのは、前の彼氏と別れたころ。
傷ついた私を慰めてくれた彼に、私は恋した。
彼に愛されたくて、愛されたくて、
必死にもがいた。
何度も体を重ね、...抱きしめて Ⅰ
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君の髪がなびいて甘い香りが溢れる
名前を呼べば、笑顔で振り向いてくれる
君が、大好きだよ。
僕と彼女は同じ高校に通っている。
君と同じ学校がよくて、頑張って勉強して、勉強して、
難関高校に合格した。
君の緑の髪も
優しい声も
全部が大好き。
僕は、ありきたりな黄色い髪で、...君に紡ぐ物語