どくおじの投稿作品一覧

愛と呼ぶには　遅すぎました
そぎ落とされた　この心には
恋を知るには　早すぎました
沈んだ声に　ゆだねた身体
ありふれた非日常が
風に揺れて　ふわりと落ちた
曖昧ポラリス　僕を狂わせる怠惰な顔
震えた唇をふさいで
曖昧ポラリス　君の潤ませた涙の嘘
少しだけ触れてもいいかな...

赤く微かに光る星が雲の隙間に落ちて
僕を残して明けの空に消えていく
青く澄んだ瞳に恋して狂おしいほど
僕は息をひそめて　いつも傍で見ていた
ここにいるよ　僕はいるよ　だけどいつも足りない
たなびく風に焦がす　泡にのまれて
あなたの記憶　ここで溶かしてあげる
鈍く少し濁った　どうして？　狂おしいほど
...

何も変わらない日々　何も望まない日々
何も生まれない日々を過ごした
誰にも触れられない　誰とも交わらない
誰も救えない君を見ていた
何でかな　言葉を超えていった
訳もなく僕はひとり　泣いた
手を振って部屋を飛び出した　終わりなく響くメロディーは
心の穴すら埋められず　僕らの最期のメモリー
何もないよ...

黒猫が鳴いた　まるで欠伸するように　萎れた尾が揺れ
終わりの合図が鳴り響きだした　そっと命の灯が揺れ
嗚呼　孤独でいることは
嗚呼　怖くなかったんだ
巡り墜つ星の中で祈る　魔女は夜に旅立った
呼吸は浅く手をこまねく　まだ僕は生きてる
黒猫が鳴いた　自我を取り戻すため　喉を震わせて
白猫も鳴いた　呼応...

甘い甘い　でも壊したい
痛い痛い　でも怖くない
甘い甘い　でも壊したい
痛い痛い　でも怖くない
寂しげな君は　ネイキッド
希望の回廊は　まだまだ見えない
明日へ向かうことは　ねぇ、きっと
僕たちには無謀かもしれない
暗い暗い　でも離せない
浅い想い　でも守りたい...

茜色がどこか遠くて　君の声は溶けて消えた
ここにいてほしいのは　嘘じゃないけど
そばにいてほしいのは　嘘じゃないけど
大事な思い出だけが見つからない
喘ぐ風に呑まれた花の密は　雪の肌汚し月をも染め
くだらない愛でも騒めく
見た目だけ清楚に飾る夢見て　雨にも濡らされ雲に溺れ
指先を絡めた
浅葱色がどこ...

絶叫聞カセテ　絶叫聞カセテ　絶叫聞カセテ　ないとぷーるイこ　
劣等極メテ　劣等極メテ　劣等極メテ　ふぉとじぇにっくだね
絶頂イカセテ　絶頂イカセテ　絶頂イカセテ　くらぶでオドろ
劣等イカレテ　劣等イカレテ　劣等イカレテ　ふぉとじぇにっくだね
生きづらいわね　こんなガラスの靴じゃ
世界は私のために　廻...

分かりきったことを　聞き返して笑う
何気ない言葉を　幸せに感じる
一人遊びの恋の歌でも
いつか　あなたに届けたくて
歌う喜びに花も開く　暖かな風が吹き抜ける
雪解けの中をあなたと　ただ、春を待っている
笑い転げた日々も　何もないときでも
いつも隣にいて　頷いてくれたね
何故に孤独を抱えているのか
す...

どうして　笑っているの？　いつでも　笑っているの？
僕には　決して触れられない世界だった
秘密の場所を見つけて　くすりと笑う君と
明かりを消して触れ合うことしかできなくて
初めて二つ重ねた　無理矢理飲み込む　ライムのソースこぼして
歪んだ笑顔睨んで　時折呼吸も忘れ　苦みに悶える
望んだ景色なのに
風...

にゃんにゃん言うから何なん？　眠くなったら眠ればいいやん
好きなことを好きなだけ　楽しむことが　そう、エンジョイライフ
だから、尻尾触んな　それと、後ろ足も触んな
好き勝手に触るから　毛並みが乱れたやんか
もっと褒めてくれんか？　見ろや、ええ子で待ってたやんか
今日も周囲の警戒を怠らずに待ってたんや...

やっぱ死んじゃ嫌だ
わたし　いつも　いいこにしてるから
ママ、捨てちゃ嫌だ
わたし　いつも　いいこにしてるから
あなたを食べてわたしと一つになりたい
それか
あなたがわたしを食べて一つになりたい
それか
二人で溶けて混ざって一つの何かになりたいな
裸のまま飛び出して　不意に傷つけて生きてきた...

昼下がりの交差点　俯き加減で笑う
汚れた窓が美しい　あなたの声が遠のく
ほら、僕が歪んでいく
ほら、ぼやけた偶像に
愛されても悲しみばかり　君じゃ救えない
瑠璃色の花　零れ落ちて　上手く描けない
誓い合った約束も　記憶の嘘に隠れて
理想の未来と一緒に　繋いだ手を振り解く
ほら、街の灯が消える
ほら、...

約束はいつも通り遅れた
君ではない名を呼んだ
孤独を埋め合う時間はわずかで
好かれることを言えなくて
誰に求めて　何を求める？
星の光も見えなくて
ざらついた心が生まれ変われる
君を知らずに恋をした
会いたくて　会えない夜に響く
誰も知らない恋の歌...

楽しいのは　頭の中
勘違いでも　それでいいのさ
寂しいのは　気づかされた
思い描いた未来は来ない
嬉しいのは　溢れ出した
いつまでも終わらないストーリー
悲しいのは　弾け飛んだ
これぽっちの最期の花火
敗れた恋を思い出して
陽炎の中をぼんやりと彷徨っていた...