タグ「曲募集中」のついた投稿作品一覧(19)
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むかしむかしのことだけど
占い師さんに言われたの
「アナタの恋は観客ね
見ているだけで満足で
それより上は望まない」
何それ そんな人いるの?
恋も知らずに今の場所
追いつくだけで精いっぱい
電車の中でうとうとと
していたときに見かけたの...観客席の恋
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言わんとすることは
分からなくもないとうなずく
つまり 言わば やはり 要するに
何も残ってないんだろう
作者サンは誰かしら
意味が分からないとうそぶく
だけど でもね しかし といえども
何も書いてないんだろう
無いよ:ナイロン 切れてサッパリだ
無いよ:内容 矛盾オンパレード...内容がないよう(笑)
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嘘つきは泥棒の始まりと
教えて貰ってすぐに破るでしょ
ずぶずぶ深みにはまった末に
行きつく先は泥沼かしら
本当って針のムシロなの
仕方ないから 避けるため
あだ名はホーベン
シャコー・ジレー
綺麗な服はうすっぺら
綺麗な顔のおすましさん...シャコー・ジレーのひとりごと
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荒れ地に降り立つライダースーツ
ハスキーボイスを唸らせて
外したメット きらめく眼(まなこ)
今日のライブ会場さ
背負ったギター 最強タッグ
どんなメロディも弾きこなす
噂の女性(ひと) そうだ彼女は
シンガーソングライダー
風に乗れ
叫び 猛り 粗削りの主張...シンガーソングライダー
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帰り道 乾いた空気
あったかいココアが恋しい
白い息 置いていきながら
早足になるローファー
交差点 君を見かけた
青色のマフラーを巻いてる
染まる頬 上がっていく体温
話しかけてもいいのかな
あと数歩
あと何秒...冬色リップ
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年の離れた姉さんは
母の代わりでした
まだ幼い僕の手を引いて
なんでもかんでも背負いこんで
年の離れた姉さんは
嫁に行きもせず
「何にも心配しないでいいの」と
僕の頭を撫でるだけで
あの襖の先が
姉さんの部屋です...化粧
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いつだって気にしてた
歩き始めた道は間違ってないか
後押しが欲しかった
信じたかったものは脆くて弱くて
正しい答えは欲しくない
貴方の考え知りたいの
間違っててもいいから
私に ねえ 教えてよ
貴方の中に湧き出た全てをさ
いつだって気にしてた...○×=○∨ ×の証明
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欄干から身を乗り出して
溜め息をついてみる
道行く人の歩く速さは 変わらない
駅の柱の陰に座り
動かずにうずくまる
道行く人は目線だけで 立ち去った
どんなストーリー?
ご都合ストーリー
「きっと違うさ 大丈夫」
こんなストーリー...一般役者人
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権力者ほどがめつくはないから
金は欲しいがある程度でいい
愛し合える相手一人いればいい
掌に乗るだけの欲しか持てない
人並みに平和を望んではいるの
ラブアンドピース
争いの無い社会を
その中で一つ
たった一人だけに 一匙の不幸を
与えてくれませんか...種
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地面に映る
影
影
アスファルトを黒く 黒く 染める
水面に映る
影
影
水鏡をえぐり えぐり 揺れる
怖いよと目を覆っても
そこにほら いるよ...影
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手帳を買ったのは 予定を書くためじゃない
はつらつと生きているあの子の真似だった
愚痴こぼしながら 悩みもなさそうに笑う
手元の派手な手帳の気持ちが知りたくて
何が楽しいんだかと頁をめくれば
鬱陶しい色で空白の日付が並ぶ
あなたと私とじゃ 上手くいくはずがなかったね
あなたにとって毎日は七色だから
...手帳
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小さな世界で 私ね 透明人間になったの
なのにみんなに見えるんだって
不思議ね
小さな世界で あなたは 強い勇者になったの
なのにこそこそしてばかりで
不思議ね
私を見て 惨めだと言いなさいな
あなたが書いた勲章を掲げてあげるから
よく笑うあなたが可笑しくて仕方ないの
泥棒ごっこに 御執心なんて...虚勢(仮)
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出る杭は打たれます
出た分の倍だけ打たれます
そして たまに 誰かが 気がついて
不格好なそいつを笑います
「指されたから」と仕方なく答えて
言いたかった言葉が息を潜めた
私はここにいるのに
叫びが 気道から吹き出しそうだ
体液が隅々まで亘(わた)る むず痒さが
理性を呑みたいと急かしてくる...パトス
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(A)
君は赤い蝶を見てる
ここじゃありふれた蝶を見てる
「採るも捨てるもご自由にどうぞ」と鼻で笑われた
君は赤い蝶を見てる
ここじゃ珍しい蝶を見てる
「貴重ですからもちろんいい値ですよ」と媚びて笑われた
(S)...赤い蝶(改定版)
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君は赤い蝶を見てる
ここじゃありふれた蝶を見てる
「採るも捨てるもご自由にどうぞ」と鼻で笑われた
君は赤い蝶を見てる
ここじゃ珍しい蝶を見てる
「貴重ですからもちろんいい値ですよ」と媚びて笑われた
同じ色なのに
同じ柄なのに
見る目は天と地に分かれてる
同じ種類なのに...赤い蝶
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木枯らしの吹き始めた秋の終わり
憧れの人は 遠くへ行くと言った
旅立ちの日 貴方は約束してくれた
「流氷の頃には帰ってくるよ」と
帰り道 通りすがる南行きの
誰も降りず 砂埃煙るだけ
私一人 行く先見つめる
海を臨むバス停で
流氷の季節 貴方を迎えに行く
遠くで 鳴く声は 届くはずもなく...北の海町
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優しくて可愛くていじらしい君と 夢を追いかけていた
悔しさに歯を食いしばる日も 落ち込んで俯いた日も
君は笑って 輝きを分けてくれる
間違えた方へ進もうとしても 笑顔のままで
僕が気づくのをずっと待っている
いつでも信じてくれている君の為に夢を形にしたくて
初めて二人で作った夢の形 不格好だけど気持...君へ
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真冬 外套を着ても肌寒いのは
あなたが隣に いないからでしょう
冷えた指同士で つないでいれば
くしゃみ一つしただけで 笑いあえた
昔 あなたが慣れない手つきで
繕ってくれたボタン
外れかけてるのに気づき 悲しみを知った
今日で 一体 何度目の 誕生日を 迎えたでしょう
あなたを 失って 芽生えた ...哀愁の女
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楽しかったこと 辛かったこと
踏みだせばたくさんやってくるから
幸せな昔を振り返って 閉じこもっていたくなる
逃げてもいいと言われたら
どこまででも逃げてしまうよ
逃げちゃだめと首を絞めれば
苦しくて息が続かない
だから過ぎたことはアルバムにしまうんだ...一日一時間