タグ「恋愛」のついた投稿作品一覧(19)
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1A
扇情的な視線で見渡す
その指先は何を弄ぶ?
駆け引きも狡くしなだれて
甘く漂う酒と花の香り
1B
深めのスリットから覗く
白く柔い太腿に
触れたいのに触れられず
気高く卑猥な素肌...スキャンダラス・ベイベー
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1A
「退屈だな」って放り投げた
ディスプレイには笑顔の君
選択肢もパラメーターもクリアして
フラグ立てたあとはエンディングまで
惰性で一直線
1B
まばたきして ウインクして
「好きだよ」って動く唇
なのになんで心動かされないの?...Game
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1
干(ひ)き潮が悲しみを連れ去って
淋し気にさざめく波も もう君の足を濡らせない
頬に残る痛みの跡さえ
伏せた瞳の赤みと共に消えていく
君は顔を上げて星々を見つめる
次の一歩を踏み出す為に
2
満ち潮が喜びを運び込み
穏やかにさざめく波は今 君の胸を満たしていく...La luna piena
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1A
深夜に戯れついて
いつの間にか
指先で溶けたチョコレート
あなたの唇に塗ってみたい
ぺろりと舐める仕草は
悪戯に切なく疼く獣
1B
熱く揺れる胸の奥まで
抱き締めるように口付けて...獣の鍵
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1A
それはあまりにも大それた夢で
目覚めた僕は 二度寝した
君が恋人で 手をつないで歩く
信じられずに 寝坊した
1B
喉の奥に何かがつかえているような
甘くはないけど切ない片思い
1S
どうして君を好きになったかなんて...溺れる
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1A
言葉が出てこないんだ
君に逢う為に生まれてきたのに
ちょっとくらいズルしたっていいじゃん
ねぇ神様
1B
何とか出逢うまでは漕ぎ着けたけど
そこから先の予定は白紙
1S
さあ行こう...恋愛メルト
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1A
巡る望月 轍(わだち)を照らす
密やかに訪ねた数だけ
深くなる溝 車が揺れる
1A
手繰る襲(かさね)と焚かれた香が
狩衣(かりぎぬ)と重ねた数だけ
交ざり合う色 御簾(みす)から覗く
1B
宵の帳(とばり)を請うる溜息...逢瀬
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1A
好きだという言葉をぶつけ合うほど
その意味は擦り減っていくのに
愚かな僕らはそんな簡単な事も分からないまま
気付いた時には大暴落
「いつもそう、簡単に言うよね」って
その場しのぎの嘘みたいな凶器になってた
1B
図書館に通いつめて
代わりの言葉を辞書で探して...ノンフィクション・キス
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1A
早く僕の前から消えてくれないかな
君が視界に入り込むと
苛ついて仕方ないんだ
1B
友人は肩をすくめて「御愁傷様」と笑ったが
その真意は何なんだ
1S
まさかこれが?
あり得ないだろ...恋愛理想論
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1A
どうせ目には見えないなら
赤くなくたっていい
あなたとわたしをつなぐ糸
綱渡り出来ちゃうくらい
頑丈なのがいいな
1B
程よく張り詰めた 緊張感
バランス危うく 揺れてる 乙女心
1S...赤い糸
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1A
そんなに怖がらなくていい
君は君で 僕は僕 だけど
この先に何があるのかなんて
誰にも分からないから
つないでいられる今は
君の手を離したりしない
1B
2人で選んで歩いて
行ける未来(トコ)まで行こうよ...君と僕の未来まで
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1A
(ミク)
手を振れば振る程
さよならが近付く気がして
挙げかけた掌を強く握り締める
「何でもないよ」と
一つ
小さな嘘を吐いて
1B
(ミク)...嘘と予感
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1A
縋る背(せな)に爪を立て
溢る涙 其の儘に
紅く染まる眦(まなじり)と
胸に咲いた徒花は
あな愛おしやと 散り果てる
1B
命短き狂ひ咲き
誰に秘すとも 恋は恋とて
燃えるに任せて身を焦がす...落花
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1A
この崩れかけた世界で
僕が手を伸ばすとしたら
きっとそれは君と逃げる為
1B
恐がらなくていい
いつだって僕は君を見てきた
悲しまなくていい
これからも僕は君と一緒だ
1S...壊れた世界に取り残されたぼくたち
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1A
ほんの少しだけ 前髪を切った
たったそれだけ なのに気になる
おかしくないかな? 気付いてくれなくてもいいから
1A
ほんの気まぐれに 香水を変えた
いつもと違うのは 気持ちも同じ
「女の子らしく」振る舞わなくちゃオカシイでしょ?
1B
動くたびに揺れるのは...カタオモイ綺想曲
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1A
ドーナツ越しに君を見る
甘い香りは誰のせい?
丸い穴から見た君は
ほんの少しだけ私のもの
1B
唇に触れた白い生クリーム
君の唇とどっちが柔らかいかな
1S
甘いだけじゃ物足りない...ドーナツ
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1A
寂しいと思えば思う程
哀しみは膨らんでいく
破裂しそうな胸の内側
どうして伝えられないんだろう
1B
だって嫌われるのが怖いから
シャツの裾を掴むのが精一杯
1S
大好きだから 大好きなんだよ...Simple
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1A
どこで間違えたんだろう
君と繋いでいた筈の手は
降り出した雨に濡らされていく
1B
君と過ごしたカフェは遠く
今日は辿り着ける気がしない
降り出した雨はひどくなる一方
1C
モザイクのように水溜まりが揺れる...通り雨
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1A
冬のバス
いちばん後ろのひとつ前
袖に隠れた指先に
あなたの視線が困ってる
1A
曇る窓
見えない向こうは夜の闇
音を無くした呟きが
わたしの狡さで行き止まる...雪のクロッカス