基本眠い。
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こんにちは!前嶋拳人です。
冷え切った空気が肺の奥まで染み入る窓辺で私はただひたすら白い息を見つめている。世界中の音がすべて雪の下に閉じ込められてしまったかのように静まり返った部屋。時計の針が進む音さえも遠くの海鳴りのようにぼんやりとしか聞こえない。このような時間になるといつも私は自分の内側にある透...氷の彫刻が溶ける朝
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こんにちは!前嶋拳人です。
冷たい雨が打ちつける古い時計塔の最上階で私たちはただ錆びついた歯車を回し続けている。
外の世界では誰もが明日の行方を探しているというのにこの部屋に流れる時間だけはずっと凍てついたままだ。
天井からぽたぽたと落ちる水滴が床の窪みに溜まって小さな水たまりを作りそこに歪んだ空を...錆びた歯車が鳴らす子守唄
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こんにちは!前嶋拳人です。
透明な檻のなかで羽ばたきを忘れた鳥たちは冷たい雨の音だけを数えて暮らしている。
誰がこの鍵をかけたのかそれさえも思い出す者は誰もいない。
ただ足元に積もる白い灰だけが時間の重みを静かに物語っている。
私たちはいつから自分の声の行方を忘れてしまったのだろうか。
胸の奥で小さ...硝子の鳥籠に溺れる月
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こんにちは!前嶋拳人です。
赤茶けた鉄の匂いが鼻腔をくすぐる地下の部屋で無数の歯車が重い音を立てて噛み合っている。
私たちは生まれたときからあらかじめ用意された巨大な機械の一部として組み込まれていた。
それぞれの役割に従ってただ同じ場所を回り続けることだけが唯一の正解とされる世界。
そこには迷い込む...錆びた歯車が軋む音
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こんにちは!前嶋拳人です。
冷たい雨が窓を叩く夜はどこか遠い国の古い物語を思い出させる。
音のない部屋の隅で私はただ静かに息を潜めて目の前にある白い画面を見つめている。
そこには形のない感情の断片が散らばっていて誰かが残した言葉の残り香だけが微かに漂っている。
私たちはいつからか自分の本当の声を聞き...硝子の鳥は雨のなかで
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こんにちは!前嶋拳人です。
厚い雲に閉ざされた昼下がり誰もいないはずの廊下の奥から軽い足音がコツコツと響いてくる。
慌てて振り返ってもそこにあるのはただ古びた木製の扉と壁に掛けられた色褪せた絵画だけだった。
私たちはいつから自分の声以外の何かを恐れるようになってしまったのだろうか。
ポケットの奥でず...枯れた蔦が這う古い洋館の窓
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こんにちは!前嶋拳人です。
静まり返った部屋の隅で古びたオルゴールのゼンマイを慎重に巻き上げると、どこか切なさを帯びた不揃いな旋律が誰もいない空間へとひそやかに流れ出す。目に見えない音の粒が空気の微細な震えとなって私たちの肌を撫でるように、私たちが日々の仕事で向き合っているコードや仕組みの数々もまた...透き通るガラスの破片が散らばる床
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こんにちは!前嶋拳人です。
冷たい水道水のなかに放り投げられた黄色い果実はぶくぶくと小さな気泡を吐き出しながら誰にも見えない底へと沈んでいく。世界がすっかり裏返ってしまったような部屋のなかで私はただ天井のしみを見つめていた。窓の外では見知らぬ鳥が聞いたことのない不穏な鳴き声を残して慌てて飛び去ってい...鏡の裏側に落ちていく檸檬
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こんにちは!前嶋拳人です。
誰もいない部屋の隅っこで古い時計の針が錆びついた音を立てている。窓の外では冷たい雨がアスファルトを叩き続け、世界からすべての色が剥ぎ取られていくような静けさが満ちていた。私たちが普段口にする言葉はどこへ消えてしまうのだろう。消え去った声の残骸は目に見えない塵となって部屋の...忘却のガラスケースに眠る青い鳥
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こんにちは!前嶋拳人です。
冷たい水底に沈んだオルゴールは、もう二度と正しい旋律を奏でることはない。歯車は錆びつき、ゼンマイは完全に巻き戻されたまま、海底の砂に半分ほど埋もれている。ここは光の届かない場所であり、生者の声も死者の祈りも届かない永遠の静寂に包まれた世界だ。私はその錆びた金属の箱の前に佇...廃棄されたオルゴールの水槽
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こんにちは!前嶋拳人です。
静寂が支配する硝子の森を歩いている。ここでは風さえも凍りつき、木々は透明な結晶となって重なり合っている。かつて鮮やかな色彩を放っていた葉たちは、今では光を屈折させるだけの無機質な鏡に変貌した。私はこの場所で、かつてどこかの街で鳴っていたはずの、震えるような音の残骸を拾い集...硝子の森で奏でる剥製の旋律
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こんにちは!前嶋拳人です。
ここは出口のない円環の果てだ。空には永遠に沈まない太陽がぶら下がり、地上には風に吹かれて朽ちていく古い遊具だけが並んでいる。かつて誰かが笑い声を上げていた場所は、今では名前を忘れた金属の残骸が、ただ重なるようにして置かれている。私はこの場所で、指先からこぼれ落ちる音を拾い...錆びた歯車が奏でる最後の夕暮れ
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こんにちは!前嶋拳人です。
ここは境界線が溶け出す場所だ。空の色はいつも透き通るような白で、足元には名もなき記憶の残骸が散らばっている。私はこの場所で、指先からこぼれ落ちる音を拾い集めている。かつて誰かが抱きしめていた温もりや、名前を呼ばれたときの微かな震え。それらはすべて形を失い、冷たい結晶となっ...灰色の海から拾い上げた記憶の欠片
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こんにちは!前嶋拳人です。
古い街角で拾ったのは、誰のものとも知れない錆びた歯車だった。かつては滑らかな回転を繰り返していたはずのその金属は、今では時の重みを受けて沈黙を守っている。私が日常的に触れているのは、目に見えない論理の積み重ねだ。無機質な命令を並べ、機械に命を吹き込むその作業は、まるでこの...剥がれ落ちた記憶の残響
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こんにちは!前嶋拳人です。
冷たい光を放つ箱の中に閉じ込めたのは、昨日どこかで誰かが流したため息の温度だ。今回の物語を紡ぐための断片として「硝子」と「砂」を選んだ。硬く冷徹な硝子と、指の間を零れ落ちる無数の砂粒。この二つが重なるとき、静かな場所で時間が止まる。
僕たちは誰かの祈りを食べて生きているの...透明な回路が奏でる呼吸の記録
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こんにちは!前嶋拳人です。
青い炎が揺れる場所で記憶の欠片を拾い集めている。今回の物語を紡ぐために選んだのは「羽」と「鱗」というふたつの断片だ。空を舞うための柔らかな羽と海を泳ぐための硬い鱗。相反するふたつが重なるとき、静かな場所で何かが始まる。
僕たちは誰かの祈りを食べて生きているのかもしれない。...羽を燃やして鱗を纏う静かな儀式