イチオシ作品
最近の投稿作品 (111)
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霧雨
冷たく流れた 人知れず落ちた
心を痛めた 誰かの想いを
解りはしなくて 傷に出来なくて
それでも苦しく 胸に残るモノ。
数えた 日々の 足跡だけ
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RE-ROUTE
bye-bye 数えた別れを
また想って 祈って 進むの
ほろ苦い後味が
いつの日か 解るなら
構わない
- 夏の夢幻
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シェイド
居場所が欲しくて 歩いてきたんだ
この心が見る場所を
探して疲れて 答えも無いまま
作られた陽に照らされ…
霞に揺らぐ 街のネオン
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折花-sekka-
手折(たお)れば麗し
その身は確かに
愛の重さだけ
傾いた
凛と咲く花は
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青の色
空は今日も ただ広くて
見上げるたび 確かになる
僕ひとりの ちっぽけさと
頼れるような 才の無さを
どう 使えばいいのだろう
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スター☆ライト
空に光る 星を掴む
そんな無謀な夢でも
君とふたり 伸ばす手には
何かを掴めたよね
躓いた昨日 落ち込んだ今日
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愛するように
寂しいねって微笑うから
苦しくって息が詰まる
さようならの代わりに
君はそっと抱きしめた
添えられない掌
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CHANGE
探して もっと
内に棲むあたしを もっと
覗くようにその目で見つめて
勘違いしてよ
優しく そっと
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春疾風
大切に 隠した
無垢なままの心
花開く 季節を
待っている
その背中に眠る
- sunsetに溶かして
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桜吹雪の先へ
桜の香りが その淡い甘さが
君の髪を梳いた
春と共に またどこかへ
消えていってしまうの
優しい木漏れ日 花びらを透かして
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陽光
雲間から差し込む光が
心まで沁み込むみたいだ
澄んだ空気の中
君の優しい笑顔が
僕の足を急かす
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黒百合をキミに
その花は強く薫るほど
嘘のように人を惑わして
利き手さえ 忘れそうだよ
底巧も見えてしまえば
上辺が辺りを漂って
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はいふぁいぶっ!
逸(はや)る気で
並び立てたのは
難しい響きの
くだらない言葉
つまりは、そう
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哀、結わく
砕けた砂糖と
零したミルクで
濁った紅茶が
私みたいだな
透き通るものは