タグ「採用されました」のついた投稿作品一覧(26)
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無を連れて 踏み込んだ
ひとりきり 夜 Highway
並んでる 光る窓
残像の 尾を引いて
縛られること 守られること
どこかにいつも
不平不満を帯びて隠した
自分を伏せて
幸せなんてどこにも無いよ
普通なんて選ぶほどじゃない...Midnight My Highway
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舌を噛んで
吐(は)いた嘘を悔やむ素振りをして
その瞳は
密かに煌いて揺れた
どの感情を
君に向けていいの?喜怒哀楽
それ以外の
残酷な顔もあるんだ
帰る場所 守るための偽善
なら、いくらでも 言葉は 濁って 喉を潤す...言葉なんてなくなれ
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蒼い風に 君は立ってた
清々しく 儚い瞳
問われるたび 困ってみては
答えを探した
溜め息 深呼吸
消えてく区別に
戸惑う自分を知ってた
止(と)めてよ
ねぇねぇ誰か気付かせてよ
この恋の罪を...青の中の君と答え
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明日に吹くのは どんな色した風だろう
君を取り巻く その 優しい匂い
纏まらない 髪を撫でて ごちゃ混ぜな理想の中
両の手にいっぱいの 嫌なことを 数えている
冷め切ってた 似合わないコーヒーが
煮え切らない想いで 甘く濁る 格好悪く
君は今どこにいて 誰と手を繋いでるんだろう
嫌なやつになってでも...明日に吹く風
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その瞳が 映す世界には
僕のより少し 色が多そうだ
綺麗なもの 君が掬うから
小さな心が 僕にも見えるよ
いつか 零した雫も やがて芽を出すなら
何度でも 何度でも 色を映す
開けた この目に飛び込む 光が まだ
眩しすぎて前が見えなくなるよ
それでも 君と明日を見てたいんだ
知らないこと 気付けて...COLORFUL
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綺麗な 世界が 明日も あるなら
笑って "今日"から 出掛けよう
季節が 流れて 幾度も 巡って
知らない 誰かと 出逢える
奇跡の隅で 手を振った
いつでも 僕らは
生きていく この旅から 逃げない
明るい声が それだけが
聞こえる 聞こえる
ただ一つ 信じてみよう 果てない 未来...奇跡の隅で
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紡いだ 言葉を解いたまま
暗い海の底
澪 探し 漂う
ここからも 見える その星座
藍に降る 星は綺麗で
波が揺(ゆ)る 月に触れれば
愛は舞う あなたの側にいたいと
潮騒へ 引き寄せて
描いた 浜辺の足跡から
続く境界に...藍に降る
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ぐらり ぐらり うねる視界で
また今日に気がつく
朝か 昼か 夜か それとも…
忘れよう
誰の 歌も 響かないのは
無い心の在処
探す 暇も 自分自身に
溶けるから
此処を抜けて 僕になれるなら
ゆらり揺れる街灯 明明(めいめい)...鴉
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小さな鼓動が聞こえていた
少しずつ熱を持ち始めた
微かな痛みと僅かな希望
立ち上がるための確かな夢
負けるなら 墜ちるなら 今(ここ)を越えた先
そこまでは きっと行けるだろう
震える手を 呼んでいる
青い空 飛ぶ 鳥のように
前だけを見つめて
地を蹴った まだ ままならない...青鳥
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きっと 雨に 流れてしまう
こんなに軽く纏(まと)わりついた
不安にも似た 人恋しさは
君を 浮かべていた
もう 何度目かの 夜の 長雨を聴いた
もう 読み終えた筈の 長い ラブストーリーが
まだ 続きを綴(つづ)り続けてる
叶わない愛の
結末を知っていたとしてもいいと
夜の真ん中で 泣いた...霖〜ラストシーン〜
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痛みだけが残った夜が明けて
日の光が滲み入るように射した
守れるか 失うか その二者択一を
今決めろ この腕で 振りかざせ
悔いて 足掻いて 踠(もが)いて 敗れて
止まった 時間よ 想いよ 奮い立て
強く 賢く 冷たく 欺け
昂る 鼓動と 勇気で 立ち向かえ
美しくも儚く脆く散る
華のように揺らぎ...繚乱の思
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闇雲に走れば 何が見えるだろうか
心が示す未来へ
駅のホームから 朝が差し込んで
小さな街 光を弾くよう
ぼんやり 眺めていた
輪郭のない心情
さよならとおはよう またねとおかえり
何度だって 繰り返し感じる
僕らは 一つとして
同じには 生きられないと...シグナル
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懐かしい そう感じるには
まだ勇気が出ないな
大人だと言うけれど
桜が 蕾をつければ
なにかが変わってゆく
そんな風が吹いてた
使い込んだこのノートが
忘れられない笑顔が
レンズ通しても 残らない時間(とき)が
心が...ほころび
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頬を伝った その意味さえも
気付きたくなかった
人波の隙間を縫う
冷たい冬の風
マフラー越しの唇
もう言えない言葉
今さら 噛み締めてみても もう
隠せない息が 白く残って
寂しさ 知るのね
外したままの左のイヤホン...半分
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ふたりこのまま笑っていられる気がした
帰り道 夕陽色
目を背けたいことも不安も君といた
青春(はる)の音
いつもと同じようなよく似た今日がまた
過去になってゆくのを
一番星を見つけ見上げた空の下
なんとなく感じてた
いつかはこうして眺めた空の色も
忘れてしまうのだろう...Sounds
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覚えのない傷が増えてゆくほどには
精一杯足掻いてきたつもりだけど
何を手に入れたのか 何かを誇れるのか
よく見えないまんまだ
擦りむいた膝小僧がひどく痛くて
なんてことない消毒に涙したよ
自分に落ち込んでは 誰かに救われてる
そんな繰り返しだよ
失くした 何か わからないまま探している
昨日の傷は...僕のち晴れ
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君の涙が 空に染まった
僕は何もできずに待っていた
時が経つのも 薄れゆくのも
僕らは 怖がりだから
誰かに伝えたいこともまだ
声に出来ないままくすぶってる
心が気づいてと騒ぐたび
溢れるのは苦しい過去のこと
近づけばきっと 突き刺す痛みが
内から思い出す...Still
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君と僕の間に 積もり始めた夏の雪
寂しげに 俯いた
儚げな その睫毛が
なぜだか 僕の心を掴むんだ
気が付いて 知らないで
自分さえも わからない
この気持ちをどこに置いて行けばいい?
君の声 ただ聴きたくなるの
誰にも見せない 顔を知りたいんだ
もういっそ 全部捨てて...ナツユキ
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月がゆらり 定まらない夜
おぼろげな頭で考えている
きっと私は 漂う闇夜の雲で
君という月の 光に誘われ
傍を通りすぎるだけの小心
あぁ今夜も綺麗に輝いて…
手を繋ぎたい 話したい 歩幅を合わせて歩きたい
近付いて 触れあって
あぁ 苦しく 世界がまわる
片想い グルグルする 好きと君が 右へ左へ...キミグル
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ふわり香るのは 魅惑の甘さと
刺激的に刺す 苦味のバランス
とけだす思考が 揺らめくフロアに
君とよく似た影を見つけてしまう
イリュージョン?
声を掛けるべき? 最初の言葉は?
「こんなところで会うとは奇遇だね」
気づかぬ背中が 遠ざかる跡に
残った香りは チョコレート
君を感じる 胸に焼き付く...CHOCOLATE HOLIC
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冷たい雨を ずっと待っていたんだ
渇いた喉が 輪郭を消して
虚ろう視界 流してしまえるなら
たったひとつの 約束を胸に残す
考える度に 生まれる苦味を
味わうにはまだ 幼い心
滲んだあなたの 儚い背中に
まとわりつく その重しを解いて
ねぇ、もういいよ 戻ってこないで
生温い愛情は 脱ぎ捨てて...レイン
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窓の外は白い世界 ダッフルコート着て
飛び出す 沈む一歩を 抜け出すように跳ねてみた
膨らんだ手を振る君の
マフラーの隙間から
白い息が零れた 凍える朝日が
照らす道まぶしくて
眠気も飛んでいった
冷えた手が手袋呼ぶ
特別な今日は一瞬かもね
いつも通りの気だるげな君...冬と君の魔法
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暑い陽射し 風はまだ冷たく
肌を滑るように 浅い傷を癒してゆく
煌めく水面(みなも) 映す瞳(め)に
あの日の君が消えずにいる
君がもしここへ来て私と同じことを
水平線に願うなら 要らない過去 戻さない
このまま叶わぬように過ぎるように終わるように
ただ見つめている sea horizon uh.....Sea Horizon
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あなたといた青春
あなたと見た輝き
いま全部抱き締めるよ
なくしたくない想い
先輩 後輩 そんな関係だけど
友達 恋人 どれも違う気がした
流れるように日々を過ごして
気付けばまた春が来る
あなたのその横顔
あなたの優しい声...はるいろとーと
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今日も一日ありがとう
じゃあね、また明日
放課後の 優しい教室に
置いて帰ろう 難しいこと
駆け降りる プリーツ踊らせ
窓の外には 春の風
中庭の待ち合わせ
木陰のベンチ
膨らんだスカートを
押さえ手を振る...じゃあね また明日
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夕暮れの先 冷えてく体
何気なく見た 横顔
うまくは言えない 感情持って
僕らはふたり 見上げた
似たようで違う 道を歩いた
確かに今は ここにいるね
宵の明星が 光り出す
君の白い息 見えた明日は
このままでいいと 言えなくて
立ち上がるんだ なにも持たず...ふたりの一番星