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サマーオーバー
A
風がやむころに きこえてくる声が
夏の終わり 知らせれば
離れてつかめない 伸びた長い影
A'
はしゃぎつないだ手
隙間ぬける風が
君の涙 ぬぐっていたこと
夢覚めてきづいた...サマーオーバー
-
この季節が過ぎれば
二人離れてしまうこと
いつからわかっていたんだろう
重ねた日々を
後悔しないように
最後に きっと笑えるようにと
少しずつ
傷を増やしながら
そうやって そばにいた
二人が二人なしでの...ふたり
-
a1
空の色に染まる校舎
これで 最後だね
制服のままの二人は
ここで恋をした
b1
うまく伝えられずに
ぎこちないまま
斜め後ろ歩いていたんだ
ああ...卒業
-
a
小さな傷を 残すだけの恋だと
思っていた 離れるまで
だけどこの胸は あまりにも苦しくて
時が過ぎても 色褪せることなく
b
何を想えばよかった
何に悩めばよかった
静かに壊れていく心を
何に重ねればよかった...(non title)
-
s
白く 深く 吐く息はもう
薄く 淡く 消えて
静かすぎる あの青のなか
そっと サクラ色に染まる
a
あなたが見てた 季節の中
少し残った 足跡が
灰色の下 消せないまま
少し戸惑って 立ちすくんでる...サクラ色