みやこの投稿作品一覧
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自分のことを許せない僕らは
他人の悪口なんてとっくにしてた自己嫌悪
せめて道化師のようにおどけることができたなら
嫌われることに怯える必要もなかったのかな
空は遠い星より遠い
きっと翼があっても届かないんだろうな
人に笑われるくらいがちょうどいい僕らの人生は
生きる理由とか意味とか背負わなくていいん...翼のない僕ら
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昨日叩かれた頬は腫れていた
教科書は破り捨てられていた
命を軽視するその言葉に
染められて捨てられていた
教室には席がなかった
今日もまた叩かれた頬が痛かった
声を出しても空気かのように
それでなくとも誰も目も合わさないのに
常にひそひそ陰口の対象
人間一人として最小...落としもの
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歩幅合わせて歩くのは苦手だから手を繋いでもいいかな
その方が合わせやすいからそうすれば離れないから
小さな手を握り
小さな歩幅に合わせ
小さな幸せ感じ
小さくない愛を確かめて
もう一歩一歩
歩いていこう
もう一歩一歩
君の隣へ...もう一歩
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この日々に名前をつけるとしたら
一体何がふさわしいのだろう
見えもしない心の中を
無理やり見ようとして吐き出した
この空がきれいに見えるのは
それだけ心に空白があるから
雨でも降ってくれれば
涙の一つも流せるのに
このままでいたくない
それだけはわかっていて...風邪気味
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閉じ込めもしもで回る置き時計
音だけが響きあるのは意識のみ
動かない体狭間荒れた墓場
まるで人形無為に打つ心臓
ない幸せ腐った屍
永遠の苦痛しかない花も散らない
ただ数を数える明日も迷える
時間が永遠のように長い
雲は高い空は赤い
花は散りだし死にたいでも死ぬこともできない...症候群
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何が正解
正解なんてない
人生に答えはないから
そんな答えを聞きたかったわけじゃない
選択肢がいくつあっても選べるのは一つだけ
未来をいくつも殺して一つを掴んだ
答え合わせのしようもない
間違いなんてなかったそう言いたかった
正解とは何か
後悔の果てに問い続けた...模範解答
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吐き出しそうな午前3時の静寂と
物怖じしそうな空調の振動を
受け止めきれずにこぼれ落ちた
懐疑すぎた生活の成れの果て
不安はどこに行っても消える事はなく
空間はどこまで行っても埋まらない
偶然は信頼には事足りず
未来を託すには弱すぎた
心配が泣いて無理して笑って
居場所がない心はどうしたらいいの...午前3時
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