タグ「作詞」のついた投稿作品一覧(6)
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明日世界が終わるというのに静かなもんだ
誰も彼も皆最期の時を過ごしている
店もやっていないし電車も走っていない
車で出かける彼らはどこに行くのだろうか
月の降る夜に僕は君を夢見る
今頃同じ空を見上げてはいないだろうか
君が隣にいればこの大きすぎる月も
一生で一番綺麗に見えるんだろうけどな
月の降る夜
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電車で座ってごめんなさい
ため息をついてごめんなさい
雨男でごめんなさい
下ばかり見ていてごめんなさい
前を歩いてごめんなさい
日陰にいてごめんなさい
不安げな顔をしていてごめんなさい
才能がなくてごめんなさい
熱を持っててごめんなさい
心臓の音が煩くてごめんなさい...懺悔ばかりの僕らへ
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ハズレくじを引いたような悪天候
雨と涙は混じり合う
雨雲が空を灰一色にするなら
そこに溶け込んで消えてしまいたい
本で読んだ世界とこの世界大違い
期待も夢も飛んでいない
希望なんて風船のよう
膨らむだけ膨らんで最後には割れる
もういいかい まだだよ
隠した本音探さないで...まだだよ
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床にお弁当 突き飛ばされた階段
転がっていた机 底でしか息ができない
日ごとに痣が増えていることを 母は知りえもしない
ほとんど帰ってこないくせに メモでだけ親のフリして
私が悪いのか 誰かが悪いのか
もう分からなくて とにかく死にたくて
今日も日々は続いて 今日も独り浮いて
走り出して逃げたくて ...落としもの
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どうやら眠ってしまっていたようだ
夢を見ていた気がするが思い出せない
少し季節外れのセミの声が
妙に頭に残っている
傾き始めた太陽に
肌寒さを目で見るように
リビングに落ちる君の影
僕が僕であるのは君のおかげで
君の視線は遠い宙
まるでここにない何かを想うように...0
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青空を憧れた少女 仰げば風になびく
あとに咲く種もなく 遊ぶ草木の音色
赤い夕日眺めるだけで 開かない扉の前
明るい未来ってやつが 頭を離れないな
黄色の花が君を浮かばせ 気にしすぎな意味の果てに
聞き入れば軋ませる 秘密基地ももうないや
灰色の雲が吐き出しそうな 心溜まりに愛を重ねて
排他的に解を...彩て散る