ねむ。

【A】
遠くの声がラムネ瓶越し
僅かに届く
目印のように指を掛ける
襟刳の跡
【B】
まるで掌のようにあまりにも暖かくて
まぐれと言うには惜し過ぎて
不安定なオレンジがそっと僕を促した
音が消えるその時だけは言えるように...

(1A)
モノサシばかりの世間じゃ
凡人のまま終わる気がした
つるしただけの夢持って
これで人とは違うと
(1B)
他人は他人 内は内
可愛いあの子も他人
十人十色の世界だから
自分だけが 結局...

A
足りないものだらけの掌を
届けてみたいんだ 青すぎる空に
S
千切れそうになって
破れそうになって
時を止めてしまいたいと強く願って
折れそうに
渇きそうになっても
空っぽのボクでもここで生きているから...

(1A)
僕は無情にも明日へ走れるだろうか
少し無視してる未来に走れるだろうか
僕のような時計は気付かないだろうか
くたびれたことに安心をして
止まっていいかきいてること
(1B)
何度も気づくために失うことなんて
何度も飛べるように落ちることなんて
何度消されても作り直すことなんて...

A
足りないものだらけの掌を
届けてみたいんだ 青すぎる空に
S
千切れそうになって
破れそうになって
時を止めてしまいたいと強く願って
折れそうに
渇きそうになっても
空っぽのボクでもここで生きているから...

《A》
当たり前のことが嬉しくて14(15)
当たり前のことが哀しくて14(15)
それでも憎くて仕方がなくて15
結局普通に生きていた13
やっぱり傷つくのは恐くて14(15)
他人が傷つくのも恐くて14(15)
傷つけ合うのはもっと恐くて15
結局今日も夢を見てる13
《B》...

《A》
当たり前のことが嬉しくて14(15)
当たり前のことが哀しくて14(15)
それでも憎くて仕方がなくて15
結局普通に生きていた13
やっぱり傷つくのは恐くて14(15)
他人が傷つくのも恐くて14(15)
傷つけ合うのはもっと恐くて15
結局今日も夢を見てる13
《B》...

【1A】
梅雨の季節
君はこの雨が 嫌いだと
空に手を伸ばした
落ちた雫が
その手を伝ってまた落ちた
たった一人の夜x2
【1B】
雨粒が窓を
打ち付けて部屋に入れてくれと言う...

【1A】
1と1.618
僕にはどうも似合わない
別にダメとは言わないさ
単に全てがいらなくなるの
今日も今日とて無情な
雨にも温もりあるような
こんな歪みきった世界
可笑しいほど
お似合いじゃないか...

《A》
時が過ぎて風は吹いて今はもう
雲の形さえ気にならなくなった
足跡踏んで同じ夢見て今もまだ
抜け出せなくなったひだまりの凍み
《A》
溢れない涙が見えるとしたら
見えない幸せが掴めるでしょうか
蝶がいつか羽を手に入れるように
私でもいつか色付くでしょうか...

『Blue border』
誰も知らない
空と海の境界
澄みきる青色が溢れた
放してくれない腕と
迷わずに進む時間
単純だけど解けない
切りたくて もどかしい
白い壁が不自然に
記憶を誤魔化している...