燈舟【tousyuu】

1.君に話したいことがある　今夜どうしても
いつも強がっているけど　ほんとの僕は臆病者さ
ちっぽけなプライドに縛られて　強がってただけなんだ
君の優しさに僕は　ただ甘えてばかりいて
何一つ君に与えられず　泣かしてばかりいた
こんな僕でも君に　愛される資格はあるのかい？
これからも僕のこと...

1.　
　歪んだ世界の中で　僕は君に出会った
　
　愛する事は　壊すことなのでしょうか？
　強く抱きしめた　息がとまるほど
　永遠に続く　螺旋のように　
　今はまだ狂った時計の秒針に　誰も気づかないふりをして
　
　...

桜の花咲く頃に　あなたを向かえにいくから　
僕がもう少し大人になって　あなたを包み込める
大きな愛と力を手に入れて　迎えにいくよ
あなたは白い病室で　違う景色を迎える頃
僕は何も出来無いもどかしさに　震えるだけ
桜の花は咲いた　あなたはもう居ない　風に舞う花びらが
涙でかすんで
桜通り...

夢見る女は売れ残り　それでも高く売るつもり
自分の値打ちを棚に上げ　賞味期限を切らすだけ
愛なんていらない　お金がいいの
愛なんて要らない　お金が欲しい
欲に突っ張って素顔は　厚化粧で塗り固め
それでも汚い本性は　見え隠れするのでご用心
愛なんて要らない　お金が一番
愛なんて要らない　...

1.
薄くらい溶剤臭い部屋　電気スタンドの明かりのなか浮ぶ女体
磨けど磨けど決まらない　ナイスバディになってくれない。
苦心の末に出来たキャラ、きっと売れると勤しんで　いざＷＦ
隣のブースも同じキャラ、何故か自分の作った物に　急に自信を無くしつつ
客で賑う隣のブース　横目にため息付きながら...

本気でこの国　変えれると戦った70年代
権力の前に無力さを知り夢を打ち砕かれた
髪を切り就職して　家庭を持ちマイホームを手に入れて
家族のため　会社のため　がむしゃらに働いて
いつしか妻は口も聞かず、タマの会話は愚痴ばかり
娘はまるで汚物でも見るように　息子は「オヤジみたいな人生は嫌だと」...

君は一人じゃない、悲しい時は泣けばいい　だれも君の涙を笑う事なんて出来ない。
涙流したぶんだけ人は強くなれるという、悲しみ知って優しくもなれる。
孤独は心閉ざした人の闇。
だから心閉ざさないで、泣いて泣いて泣いて気が済むまで泣けばいい。
かた意地張るのもいいさ、でも時には弱さも見せて
友達...

ドアのむこう側　私を拒絶した世界　
窓の外流れる雲　何処へ行こうとしてるのか？
かつて夢見た未来、手にする事も叶わず
愛しい日々愛した人　思い出の中だけの笑顔
私は棘の城に囚われの身、誰か私を解放して
自由をください　愛する自由　夢見る自由
たとえ鎖につながれていても、目であなたを探せる...

いつもよりも早く目が覚めた　いつもより早く家を出た
少し景色が違って見えた
いつもと同じ道を歩く　いつもと同じ歌を聴きながら
何かが少し変わった気がする
繰り返す日常　変わらない毎日　出会いも別れもあるはずなのに
季節さえ気づかずに　ただ時は流れていく　
世界のどこかで何かが起きても　私の日常は何も...