タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧(248)
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『Dummy』
君は何て愚かなんだ それで正しいと思ってる
生きてることすら誰かの模倣 アップダウンを繰り返す
価値を見出したいと言うのなら自分を創れ
アンバランスなグリッドの上 手持ちの駒はもう尽きた
擦り抜けていく運のツキ 何処に采配を押し付けよう
来々来世 引き延ばすだけ それで現状突破出来る...『Dummy』
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『wave of suicides』(自殺増加の傾向/広く広がった共通の感情)
凝り固まった価値観を世界を貸すだけ
何故君は是非を言いきれるの?
親愛なる脱落者へ 乞いたい教え
聞いたところで戻ってきやしない
矛盾した螺旋の中で傍観者決め込んだ
Do you ≠ Are you 無駄な疑問符
建前を...『wave of suicides』
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『偽りのアドバルーン』
足取り軽く籠をぶら下げて
ホイホイ誘(さそ)われ1名様
○(まる)付けてるの 現品限り
謳い文句は『諦めましょう』
“今が潮時さ”
なんて気休め
偽物(ニセモノ)売るワゴン下には
歪な愛のカスばかりで
叩き売りの道化師の嘘...『偽りのアドバルーン』
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『幻覚カレイドスコープ』
這いずる蟲を掻き分けて
暗澹(あんたん)に数えた砂粒から
バラバラの君を拾い潰す
眼に見えてるものが正しいのか
解釈だらけの介錯しても無駄なだけ
煮凝(にこご)る腐敗擦り濾(こ)して
暗渠(あんきょ)に並べた瓦礫の屑
粉々の嘘で積み木遊び
手に触れるものだけ全てなのか...『幻覚カレイドスコープ』
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『幻想マスカレイド』(a day-dream masquerade)
絢爛たるチェス盤上で決闘を
貴方の立ち位置 私の立ち位置
臨む姿はさながら美しき道化師紛い
煌々たるバトルステージ さぁお手を
君のお相手は 僕のお相手で
挑む姿はさながら麗しき猛獣使い
謙遜する献身ぶり 不埒な行いで無駄に...『幻想マスカレイド』
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『閉塞世界』
息も絶え絶えの世界で目を覚ます
窓もないこの部屋の中で笑った
規則的適当な自堕落さゆえ
幻想さえも現実に
積み木崩しの様な暇潰しだけ
飽き飽きとした退屈に感情は
あるかどうかも解らないと思うよ
それでもどうしたら覚える?
思考回路は常に眠りの中で...『閉塞世界』
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『スピカ』
聴こえるかい? 見えてるかい?
優しい揺りかごの中 見渡す限り並ぶ塔
出たこともない最上で謳おう
触れるかい? 感じるかい?
流れる時の中から生まれる星のシエスタは
知らない世界 極上に微睡む
傀儡の調べに踊らされる それもいいね
一度でいい この塔の外へ
時々届くは誰の願いで 祈りにも...『スピカ』
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『丑三つ鳥居の童歌』
お狐様と赤と黒のお通りへ
後ろの籠目に隠れた子供
いよいよ境目彷徨い通りゃんせ
扇子片手に優雅に舞う
闇が聴こえる惑わせの辻
遠くまで君を連れて
揺れてぼやける鬼灯籠(おにとうろう)
流し流されあの世へ踊る
消えて紛れて枝垂れ柳(しだれやなぎ)...『丑三つ鳥居の童歌』
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『空想ワンダーランド』
さぁさぁお眠りなさい
もうすぐそこまで来てるから
誰も彼も夢中になる
ココはみんなが主役になれる場所
ハロー・ハロー 今日も空は快晴かい?
繋いだ糸電話の先のキミは誰?
やぁやぁご機嫌いかが
そうまだしばらくかかるから
窓の外にご注目さ...『空想ワンダーランド』
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『Graues Tier』
召し上げられた城の中 さぁお仕えしましょう
運命(さだめ)から放たれてこの身偽る
あの日出会った森の中で命は拾われ
この腕に抱き隠す3つのドレス
美しさが基準だとしてそれで何になるの
代わりは娘(わたし)の他にもいる 捨て置いてよ
ワルツは月明かり誘(いざな)う一夜限りの...『Graues Tier』
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『JUNK BOX』
押し問答の堂々巡り
繰り返して何になる
どうでもいいや 投げ出したのさ
喚き散らし馬鹿になる
廃棄された論題 拾う価値もない
「いつか何処かの誰かが証明してくれる」
そんな他力本願上等じゃん
積み上がった正解 すでに埋(うず)もれた
『どうせ翻されるさ、ならもう意味無いや』...『JUNK BOX』
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『密命アンダーグラウンド』
先走るその感性
単純明快に喚いて
この疾走感に酔え
思考回路などただの繋ぎ
しわくちゃにした理論から滲む
指針の先に何処の誰見た?
承った拝命ならばお釈迦にするぜ
法に道徳 お遊び程度
謹んで勘定しようか アンダーグラウンド...『密命アンダーグラウンド』
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『真空ラヴパック』
いつの間にか忘れちまったよ あれは何処行ったっけ?
賞味期限はギリギリだけど捨てるにはまだ早すぎるから
見つけ出して cutting
ダラダラしてた昼下がりから流れる雲横目に
時間を無駄にしてるだけでさ やりたいことがどうもわからない
探し出して sinking
詰めて閉じ込めて...『真空ラヴパック』
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『ロックンロール・バレリーナ』
お飾りな自尊心 どっちつかずでフラフラで
体裁だけを派手に喚き立てて馬鹿みたい
意気地の無い気分屋 無駄に常識携えて
知ったかぶりで勝手気侭騒ぎ無様だね
遠慮のない配慮なんて必要ないでしょ
欲しいのならば有り得ないもの寄越しなよ
なんてツマラナイ世界
ボクはロックンロ...『ロックンロール・バレリーナ』
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『蝉が謳う空』
青のパノラマを走る猫
気侭に今日は何処へ出掛けるの
夕立にはまだ早いけど
予報は絶対じゃないさ
ハロー・ハロー 燦々と
気付けば胸躍らせた暑さ
心は弾けそう だから
追い上げて time to say good-bye
しゃかりきに 闇雲に 風を乗りこなしながら...『蝉が謳う空』
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『罪深きオペレッタ』
散らすは徒(あだ) 溺れるは嘘の罪
まごつくなら さぁおいで 手取り足取り
教えるなら少しは打算的に
押して引いて賭ける密時に這わす舌で落とせ
意地汚さだけ武器として掲げて
身勝手な愛の快楽へ いざ
罪深き戯言(たわごと)を喰らう子供
安売りの台詞に酔いしれ
道理で 如何にも ...『罪深きオペレッタ』
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『Alrescha』(意味:紐)
/逃げ切ろう 何処までも
/二人でならば耐えられる
/はぐれたりはしない様
/この紐(Alrescha)に誓うよ
結んで結んで 渡って行く
いずれ川に溶けるだろう
誰もこの流れに追いつけはしないさ
引いて引いて 渡って行く
いつか川に消えるだろう...『Alrescha』
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『サダクビアの鷲』(意味:秘密の幸運星)
途方もなく彷徨い歩く
待てど進めど されど解らず
渇いた飢えを凌げればと
求める足跡が続くだけ
当て所無く 意味も無く 何も無い
その刹那に伸ばす腕の先
何かが煌めいた
サダクビアの鷲よ 気付いてくれないか
どうか見過ごさないでくれ 此処に居る...『サダクビアの鷲』
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『Algedi』
宴の隅で祈りを捧げて
今宵は羽目を外して笑い合おう
今暫くは全てを忘れて
素敵な音に酔いしれ手を叩こう
不意に崩れた均衡はたちまち凄惨な宴に変わる
轟音荒ぶれ逃げ惑う神々よ
姿を借りて四方へ行けども
傍らの愛を落としていく
牧師は泣いて川へ身を投げて...『Algedi』
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『アルナスル』(意味:矢の先端)
外したりするもんか 一矢報いん
誰のせいでもないんだからと
聞き分けいいフリ それがどうした
ただの負けず嫌いが吼えたところで
何も変わらないのが現実さ
今 打ち放てー
教えに問いて解いたものから
転がり出す命の楽しみ
当たれば重畳 今日はいい日さ...『アルナスル』
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『騙り毒のアスクレーピオス』
含み腹の水槽で
静かに聞いた終わる音
覚えたものは死に際
生まれながらに意味を知る
遠く遠くで哭く鴉よ
告げ口するならその嘴
この毒で縫いとめてみせようか?
残酷だけ横たわる
たゆたいながら聞いた音...『騙り毒のアスクレーピオス』
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『le Coeur』(意味:心臓)
昇る龍の姿に似た君は
その鼓動を眠らす雷を持つ
決して誇れるものではないけれど
それこそが己を示した
恐れられるだけの存在で
一体どれだけ独りで居ただろう
荒野を彷徨う旅人に尋ねたくても
誰も現れることは無い
荒ぶる神々の戯れに拾われて...『le Coeur』
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『アストライアーの書』
読み解こう その研鑽を
礎にも計れぬ時をはかりながら
十全に構えたその図書館には
来る日も来る日も訪れる
おさめたがった語り部達
「どうかこの私を連ねて欲しい」
今の季節に不釣り合い
どこをどう伝えても無駄
彼の正義は時の中...『アストライアーの書』
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『ベルセポネの咎』
穢れた私をどうか愛さないで下さい
絶望に身を費やし それでも
推し量ることなど出来ない
どうしようもなく覚えているのです
愛した時のことをー
妖精と夢を語り 花を摘んで微笑んで
光は一瞬にして闇を迎えた
手を 腕を 唇を 全てが全て
奪われて終わるなら死ねただろう...『ベルセポネの咎』
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『Regulus』
深く深い夜の底
誰も来ずに叫んでは
化物ライオン独りで
途方も無い夢見る
谷から望めるもの
其処から何が見えるのか
寂しいと苦笑い
何処か誰か連れてって
何の感情(ココロ)? 脈打つ心臓が...『Regulus』
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『Al-tarf』
悔やむことも出来ぬまま死んだ心は
行き場を無くして旅に出た
12の路に続けば救われるのだろうか
憎み続け消せぬまま疎む心は
行き場を無くし堰を切った
12の路を達せずそこで潰えればいい
/絡まる蛇の様に引かれ合う
/知らず知らず重なる感情
/想い違えど願うは『終わり』...『Al-tarf』
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『転がるデュオスクリ』
いつも傍に在ったのに 残酷な運命(さだめ)よ
呪われた悲しき星は 神に願う
どうか届いてくれるなら この苦しみは我のもの
転がる石は欠けてしまっては意味が無い
丸い空から産まれ続ける物語
落ちた一つ その時から分かたれたもの
それでも愛した 明日を願って
何故神で(何故人で)...『転がるデュオスクリ』
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『Pleiades』
歌えや踊れ この花の中 楽園で
我等気高き御遣いだ 主よ聞き届け給え
何故邪魔するの 上辺だけだというのなら
その心に問うといい 勝ち誇る愚か者
召し上げられた悠遠に心馳せて
慈しむ日々に何を返そう
澄み渡る空には今日も花が咲く
『あらどちらへお出かけ?』「アルデバランの丘まで...『Pleiades』
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『Lupus and Aries』
遠くで聴こえる唄は
広さを知らず果てに消えて
秤に残る星屑は叫んだ
何も考えず後先知らずにかけずって
この世界にあぶれる様な恩恵に縋った
神が遣わした誰かの灯火 今捧げて
奪い取って何が悪いと平然と笑った
辿り着けるのだと信じてー
転がってく(堕ちていった)...『Lupus and Aries』
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『サイレン』
「綱渡りどうぞ」いい加減な台詞で
責任など無いと嗤う
数える程の曖昧匙加減
味気のない現実を肯定し
不自由な空から零れ落ちる縮図
嫌が応にでもと どうでも
サイレンが壊れ焦る自分自身
何故だ どした 僕は何処なんだ
限界地点だけが見えないなら...『サイレン』
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『blank』
明ける空に堕ちる光
天使達の駆け引きだと
先走って急いだけど
掴んだのは泡沫の幻で
そこかしこに広がった虚実だけを
拾い集めるのは誰だった?
廃れた遊園地 風船(おもいで)は彷徨う
色(キミ)はどれか忘れ去り
瓦礫の中 キラリ 見つけた宝箱...『blank』
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『舞夜桜』
河岸(かし)をなぞる様に一人鞠をつく
澄んだ寄る辺の縁(ふち) 遠い日を想う
はらり舞い踊る月夜の階(きざはし)には
在りし日の夢で逢えた貴方が居た
ゆらゆら陽炎に勾引(かどわか)された日々の中から
ひとえに逢いたいと 二度と叶わぬ【叶わない】
桜吹雪く檻の中で
橋の直中(ただなか)から...『舞夜桜』
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『はぐれなにがし』
前途を祝すなら多難無き道
急がば回れども損はしたくない
呑まねば呑まれると流される日々
素知らぬ振りすれど逃げ道など無い
行灯(あんどん)片手に砂利を蹴飛ばしながら
蔑みは勲章に変えてしまえば自分次第
何もかもどうでもいい さながら是非を問おうか
嗚呼 今更 投げ出さずに
在るが...『はぐれなにがし』
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『blindly』
街の中きらめく不可思議なメロディー
闇雲にひたすら泳ぐ様に走る
喧騒と静寂(しじま)の間から生まれ
当然な顔して悪戯に笑う
“信じてる“ そんな台詞で
誤摩化してるよ
どうかどうか届け この焦がれ
名など知らない
もし教えてくれるなら 張り裂けそうな胸解いて...『blindly』
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『カッティング』
素材はいつもカラフルで
レトロに? ポップに? それともモダン?
縛りはないの お好みで
ハサミを入れよう キリトリセンに
点線上から縫い上げる
ボタンはどんな形がいい?
あしらうリボンはふんだんに
お伽話に似合うんだ
素敵な笑顔をアクセントに...『カッティング』