ノコツバメの投稿作品一覧
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殻閉じこもる虫に名前を付けるのならば
どんな名前をあなたはつけるのか
かわいい名前 意味の持つ渋い名前
願い続けて 名札に記す
カゴで迷う小さな私 霧雲はいつ晴れるか分からない
探せ 出口の扉には 見慣れた世界
私の名は 私の名は 贈りもの
探せ 私の名前 いつの日かまた母
の子守歌を聞いてる
殻閉...What your name?
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雨が上がった さあ、出よう
傘は折りたたんで
雨が上がった さあ、出よう
雨上がりの虹を
かたつむりを追い越し 戻り肩を貸し
また降るかと恨んで 空に唾を吐いた
無情 無常 変わりゆく足音
冷たいよ みんなが空に染まる
クレヨンを出してよ ほらね
みんなはどんな色?...クレヨン製の虹に
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影を掴む夜は苦しく
耳を塞ぎ 目を閉じても 何も変わらなくて
影を掴む夜は寂しくて
声を避けて 無駄なことを
繰り返した
夜は昼に変わるのかまだ
知らないの 今も探す
答えのない答えを求め
あてもないよ 彷徨っている
悲しみに沈んだ 夕暮れの太陽は...問0
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恋の故意の歯車は
もう 朽ち果てて消えた
愛も嘘で 捨てられて
また 遊ばれて消えてった
消えた消えた指輪には
互いに誓いあうkiss
嘘と嘘で作られた 私のおうち
奏でよ 奏でよ クインテッド
集めよ 集めよ セプテッド
認めて 認めて コンビってえ? 何をしたいのか分からない...おもちゃの彼女
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春の川 桜の青空
知らぬ世の中眺め
歩いて学びに
お隣の優しいあの娘は
いつも部屋の隅で折り紙折りました
梅雨の空 風雨さらされ
流すその涙には 思いが流れて
夏の空 蝉はガヤガヤガヤなど
耳に触ったのは いつかのことだったか
立っても迷子 わんわん泣きし...春夏秋冬
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暗い店先 影に沿った道 盲目のマーキュリー 静かに眠らせて
暮れた空 また 見つめて
バカ 言われ続けた 錆びついた 扉には無い
白いマーキュリー 手を伸ばした声
あなた ならならば 手を伸ばして
白いマーキュリー 導く翼を
希望の文字が明日になって咲かせ 流れた星
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夕焼けは もう 沈みきった...Mercury
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今日の 天気は 変わらず
昨日 の影を 追いかけ
明日(あす)の 私(わたし)の 姿も
同じ の淡い 醜態
昨日 の尖(とが)る ナイフが
私 はまだ慣 れないよ
歪 な世界 までもが
私 しか見え てなくて
それは 辛?(しん) 辛実(しんじつ)噛み締め
暗い cry(クライ)部 屋...未来喪失少女
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雨の日 こんなに長く 感じられるのはなんで?
震えるその右手を優しく包みたいの
枯れ葉がゆっくり落ちる 風は強く吹きつけて
不安に声も出ず静かに待つだけの日
風は幾度と流れて 陽はかすかに春を告げる
私の周りに咲く花はすぐ消えるのに
月日は幾度と過ぎ 数日が数年に変化し
私の心をむさぼり苦しめるの
...春色キャンバス
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足をつなげて体つなげてやっと完成だなんて簡単な仕組みでしょう ほら、1、2、3終わり
みんな動いて思い通りにさっさ動けよそれがあなたたちの意味でしょう ほら、1、2、3行進
なんでーなんで動かない阿呆がいるのよ?もっとーもっと私の為に動け早く
歩け一列息を合わせてさっさ動けこれこそ私たちの理想でしょ...カミサマ理想論
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朧も切り裂く月の明かり 肌を降りてく水は煌めいて
キラリとあざとく照り輝いて 髪の薫り漂う風のよう
をかし をかし 嗚呼 をかしかな
この世をばとぞ思うか淡きもの
我の姿を一度(ひとたび)目にした後に 同じその歌を詠めますか?
をかし をかし 嗚呼 をかしかな
月に召され消えてった淡き姫
をかし ...才色兼備
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血濡れる大地 渇き 叫喚
嘆き苦しむ声ばかりよ
私の前に立った勇者
二度と姿など見せません
わたしの周りにいきていられるのは 悲しみ苦しみ籠の鳥
永久(とこしえ)に飛べぬ鶏達などは 孕む玩具(がんぐ)と何が違う
手を伸ばせ お前に命はないから
ほら肥えろ ほら肥えろ 私のために
手を伸ばせ お前は私...BAD END
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下を向いて歩く君 落ち込んで動かない君へ
試合に負けて泣く君 歩くのを止めたの
悲しみに更けたあの 涙の数は
決して無駄じゃないからほら歩こうどこまでも
前に向かって歩くよ どこまでも一緒だよ
あなたの悲しみが溶け消えるまで
前に向かって歌うよ いつまでも聞こえるよ
あなたが別れるそうやって言えるま...Forever
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(a)
花咲く道を歩く私に 声などかける人などおらずに通り雨
傘持たぬ私に気にかけることなく皆んな笑って通り過ぎていく
風も季節も通り過ぎ誰もいなくて
私の願いが叶うならばもう一度あの春を
風も季節も逆上がり 願ったあの春へ行く
彼の笑う背中見てまとめてため息を飲み込んだ 全て
(b)
花咲く道を...春行きタイムマシーン