タグ「歌詞」のついた投稿作品一覧(7)
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柔らかいパンにジャムを沢山塗って
前歯で噛み切る時みたいに
甘い甘い味に染まりきって
君の口元で歪んでしまいたい、なんて思う
それが唯一、快楽と思う
それから咀嚼もせずに飲み込まれたって
君の身体の一部になれるのなら
昏い過去、淡い未来、全てを
曖昧に溶かしてみるのも悪くないはずだ
そんな物語を描...スワロー・ミー 歌詞
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硝煙を上げる銃口 止まった排熱
空洞 左胸の奥から
からから 空っぽの部屋に響いた
駆動を永遠たらしめる機構が
存在しないことを証明してみよう
手近な紙と鉛筆で、ほら
真っ暗な箱に閉じ込めた半々の私を確かめたいだけだよ
おぼつかぬ足取りで 白い壁伝い
出口をわけもなく探していた
平坦な心電図を映すモ...エクス・マキナ 歌詞
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淡い色の首筋に歯を立てて
紅い君の味を確かめる
砂糖と煮詰めたら相対
痛い、痛いをただ厭う
軽い君の体躯で生まれ変わる
悪い子だと罵ってくれ
ガラスの小瓶に籠もって
全身麻酔で眠ろう
遠くへ行こうか 誰にも叱られない
誰にも見られない場所まで...ストロベリー・ファクトリー 歌詞
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「おはよう」これで何度目だろう
砂糖をいつもより多めに溶かしてさ
最初で最後の感情を一緒にくるくる混ぜていた
こうして紅茶を注ぐのもこれで最後だってわかってる
一口目を飲めないまま「嘘みたいだ」と笑った
心は泣いていた
今まで目の前で何度も泣いたのに 笑ったのに
今は全部中途半端だ
「冷めなきゃいい...スイートサロー 歌詞
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<歌詞>
指折り月日を数えていつしか
知らなかった場所へと辿り着いていたんだ
今までわかったこと この世界は案外単純で
一つの光と二つの螺旋で出来ている
僕は遠い遠い昔から宇宙の果てでずっとさ
眠るように目を閉じて漂っていた
長い夜を越えて君の声が届いた瞬間に
やっと世界が始まるみたいな気がした
も...アレシボ
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起きたら耳が聞こえなかった 窓の外は銀世界
白く染まった視界には 何があるか? 何もないか
何か甘いものが飲みたかった それだけで生きていたい
毛布にくるまり壁の模様を指でずっと ずっとなぞる
呼吸音 心音 間違いと嘘の記憶だけ残っていて
君の声だけが聞こえないや 思い出すたびに消えていった
喉が渇...ホワイトアウト・メモリー(歌詞)
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時間はあの日から止まったままだ
飴色の朝日が街の微睡みを掻き分ける
徹夜で散らかした僕の欠片を
砕くようにして空っぽのバスが通り過ぎてった
旋律を忍ばせたマフラーの奥
「さよなら」に終わり始まって鳴り続く歌が 歌が
凍てつく指を踊らせる意味もないまま
マイナーコードを纏わせながらアスファルトを踏みし...ノヴァ(歌詞)