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それは黄色の髪の民を見かけなくなり、黒い髪の民を中心に栄えている島国に来たあたりだろうか。
共に旅をしている緑の髪の少女が、私のフードをちょいと指にかけた。
「何?グーミリア」
「…エルルカ、あれ」
グーミリアが指で示した先には、湿地帯と感じられる、特有の地面からの鈍い光。
そして、黄色い軸を中心に...カラー
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『悪の娘』を捕らえることができた。
それが確信となった途端、ジェルメイヌは膝から崩れて座り込んだ。
安堵と満足。そして、革命で命を落とした者への謝罪。色々な感情がまぜこぜになり、足から力が抜けた。
端から見ると怪我で意識を落としたと思われたのだろう。
近くに居たカーチェスがジェルメイヌの体を支えよう...革命のあと
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自宅にも井戸端会議にも居らず、
おそらくと目処をたてていた第3の場所…居酒屋へとシャルテットは足を運んだ。
「あぁ、やっぱりッスね」
座ったままでも窓から外の景色を眺める位置に茶色の髪の女性はいた。
グラスには赤い液体が入っており、チビチビと飲んでいたようだ。
空きビンは見あたらない。
「夕方前から...居酒屋にて