紫杏です。「シアン」です。当て字です。
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うみは超ひろいな
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神威がくぽで御座る。
もうすぐ大晦日というやつがやってくるらしいで御座る。
拙者、今年生まれたばかりなのでよく存じてはおらぬのだが、この國では大晦日というのは「炬燵」なるモノに入りながら「蕎麦」なるモノを頬張りつつ「男女で競い合う歌合戦」なるモノを観るのが決まりとか…。
ふむ、平和で良いではないか、...年の瀬にぼやく男、その名を…
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眠れない夜。
時計の針は午前4時過ぎを刺している。
早朝だが12月の日の出は遅い。
だから、まだ僕にとっては夜。
まだ、今日だ。
煙草の煙が白く立ちのぼった。
吐く息も、白い。
僕は意味もなくベランダで煙草を吸っている。
「あの頃」は煙草なんて吸うとも思ってなかったのに。
コートは着ているが正直、寒...いつかまたどこかで~僕のありふれた眠れない夜~
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目の前の風景 今日も味気ない
誰にも知れない 僕の脳内プラネタリウム
広がるは大宇宙 星座の海
力を抜いて浮かんでみる
何もない漆黒のはずなのに誰かの声が聴こえた気がした
ああ、そうか
きっと君の声だ
奪って、奪われて、その結果が今だ
もう悲しく思うほど潤ってない
奪って、奪われて、成り立った僕だ...脳内流星
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風がそよぐいつもの昼下がり
珍しく予定のない休日
君は窓を開け振り返る
微笑んだ君につられ僕もほほえむ
めまぐるしく季節は過ぎて気づかぬ間にまた春が来る
雲が流れ僕等はどこまで行こう
悲しい話は今はなしにしてさ...休日
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何気ない君の言葉に浮かんだり沈んだり
嬉しさ、悲しさ、不安も膨らんで胸が詰まるよ
どんなに傷ついて立てなくなりそうでも
懲りずにきっと恋をする
ずれた線と線、僕と君と。一瞬の交差、忘れてないよ。
今も誰かを求めてる、情けない独り言
「確かに、君が、好きだった」
なんでもない、ただの、恋の歌
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声を上げろ 枯れるまで叫べ
僕は僕だと 自分は自分だと
くだらない誘惑に どっぷり浸かるその前に
今見える的を確かに打ち抜け
存在証明を!
ID
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自分がどんな人間か、わかってるなら話は早い
毎日生きて見たくないとこ見えてきちゃって
本当の自分はどこ?なんて振り回されてるよ
ボクラハドコニ?
君を傷つけなくちゃ生きていけない、不器用なんて通り越し
痛いくらいが丁度いいはず、それが僕らの距離感なんだ
それでも僕は君以外、興味はない
君は傷つけられ...歪
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「全部欲しい」って囁いた、君はまだ解ってないみたい
希望とか期待だとかを膨らましてさ、押し潰されそうになっている
手先が痺れるみたいに体中が鈍くなる
痛みも感じない、今じゃもう
来るべき時が来たとして、僕らは立っていられる?
蒼くざわめくその心、壊したくないなら
必要なのは覚悟
何もいらないなんて言...タイトル未定
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君とはぐれて、どれくらいたったかな
僕は今も君の陰を探して歩いてる
たどり着いたどこかで見つけた小さなパレード
僕を呼ぶ声がした
このまま進んで何処まで行けるんだろう
いつか眺める景色に君がいたらいいな...パレード
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陽が落ちてもうだいぶたつな
今は三日月がこんばんは
今日は二度と来ないから
僕は君の手を離したんだ
家族は暖かな食卓
猫はあくびをしているよ
今日は二度と来ないから
僕は君の手を離したんだ
世の中には大きな波があって 僕も君も それに流されてるんだ
行き先もない 立ち止まれない そんな悲しい旅なんだ...わかれみち
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短い眠りで 夢を見たんだ 何時かの君の夢を
笑っているのか 泣いているのか 僕にはわからないけど
知ってる 君の瞳に僕は映ってないね
渇いたアスファルトに落ちた雫は 純粋に綺麗で
自分の感情さえ忘れさせてくれそうで
子供のようにすがれたらなぁ…...渇いたアスファルトに落ちた雫
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ワンツースリー 流れ始めたNEWS
現実は空想 夢は空洞
ワンツースリー 剥がれ始めた嘘
現実を想像 夢は無情
多分僕が知っているより事態はずっと深刻で
確信は遥か彼方に根付いてる
言うなら僕らを取り巻く全て 「虚構=真実」行ったりきたり
否定したけりゃすればいいのさ 何も変わりはしないから
そして...限りなくリアルなフェイク
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それは僕と彼女が付き合い始めて半年ほど経ったある金曜日の夜の事。
僕は自室にてあんな事やこんな事にふけっていた。
ん、携帯が鳴った。
彼女からだ。
曰く「明日、学校帰りに映画を観に行こう!」だそうだ。
フフッ…来た…計画通り…。
デートの定番と言えばやはり「映画」だ。
それはもうガン○ムとザ○が戦っ...僕と彼女のありふれた1日(その4)
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僕らは、歩く。
テクテクと。
駅に向かって。
時折、彼女のツインテールの髪が揺れる。
何でも無い、いつも通り、学校からの帰り道だ。
ちなみに僕は彼女の後ろに立たない様にしている。
風が吹くと、当たるのだ。
生徒指導の先生から何故か注意されない、あのツインテールが。
サラサラ且つフワフワ故の宿命か…。...僕と彼女のありふれた1日(その3)
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空を飛んでいた。
綺麗なツインテールと歌が自慢の彼女と、僕が。
と、言うか。
空を飛ぶ彼女に手を握られ、無理矢理引っ張られてたら飛んじゃった、と言う方が正確だな、これは。
高度は約500m。
よくわからないけどそんな感じ。
とりあえず、恐い。彼女が気まぐれやら悪戯で手を離したら間違いなく死ぬ。絶対、...僕と彼女のありふれた1日(その2)