タグ「ダーク」のついた投稿作品一覧(7)
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縫いとめられた輪廻の向こう 無常なまでに蒼い空
ひび割れた硝子の世界が歪んでいるなんて当然
取ることを望んでいた楔は捕らわれているほうが楽で無気力
壊れた翼はもう羽ばたくことができなくて足掻くほどに血の涙
指先から這い上がった茨はやがて私の視界を奪うでしょう
砕けた足ではもう立てない
泣きじゃくる私...それは。
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――その国にとって【双子】とは
呪われた存在 穢れの象徴――
生まれなければ良かったと
そういった私を怒る顔
私と同じ 幼い顔
逃げようと手を差し伸べた
君の優しさ覚えてる
どうか君だけでも生きて
時は回る逃亡劇
運命の女神はよほど...禁忌の双子
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手折られた花
赤だけが鮮やかな冠
小さな籠に隠された...
童話(ものがたり)を口ずさむ
黒猫の欠伸 まどろむ様な昼下がり
美味しいパイを届けましょう...
狼と追いかけっこ 騙されたのはどっち?
【追複曲(カノン)】が響く
さぁ 私を捕まえてみなさい?
細い指先...赤頭巾
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回れ回れ糸車
童話(ものがたり)を吐き出し紡げ
回れ回れ糸車
焔(ほむら)に捕らわれる前に紡ぎあげよ
私は深い深い夢の中 揺り篭の中でまどろんで
茨に巻かれた古城も唯...眠るだけ
アイシテル という言葉は現(うつつ)か夢か?
遠くから聞こえてくるそれは
私を森の奥へと誘(いざな)って
ぷつりと痛み...ねむりひめ
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古びた鏡が語り出す童話(ものがたり)
錆付いた歯車のずれる音 耳障りに響いて...
Meine Mutter... Mein Vater...
背徳の色 甘い甘い罪の果実
無邪気なおろかさ故に噛り付く
知らず刻まれたのは【罪の烙印】
世界に溢れる音符たち
私にはもう歌えない 【白】じゃなくなってしま...Schnee weischen
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夕暮れ迫りし秋の原
子どもら高く歌いしは
【こちら】と【あちら】を繋ぐ歌
境が朧な黄昏に
歌うコトなど赦(ゆる)されぬ
【あちら】の鬼は一つだけ
牙を剥いて笑いけり
夕焼け染めし秋の原
喚び出してはなりませぬ
【こちら】と【あちら】を渡す唄...ワラベウタ
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闇の中に沈みこみ
黒の中で身を清めよ
さすれば忌まわしき紅の舞台は
我の為に始まるだろう――
消え逝くは理(ことわり)
捕らわれるは抗えぬ運命(さだめ)
昏(くら)き水面の向こうへ誘いし灯火
輪廻の向こうから続きし契約
鈍く輝く銀色の鎌
月影の下鮮やかに舞い踊る...死神の戯曲