夕暮れ迫りし秋の原
子どもら高く歌いしは
【こちら】と【あちら】を繋ぐ歌

境が朧な黄昏に
歌うコトなど赦(ゆる)されぬ
【あちら】の鬼は一つだけ
牙を剥いて笑いけり

夕焼け染めし秋の原
喚び出してはなりませぬ
【こちら】と【あちら】を渡す唄

境が空ろなタソガレに
唄うコトなど赦されぬ
【こちら】の子どもは俯けた
顔を静かに上げてゆく

嗚呼...振り返ってはなりませぬ
見てしまったその時には――
嗚呼...名を云ってはなりませぬ
云ってしまったその時には――

境が移ろう逢魔時
詠うコトなど赦されぬ
それからその子どもらを
見た人誰も居(お)りませぬ...

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  • 非営利目的に限ります

ワラベウタ

和風を目指したら、こういう風になりました。
日本の童謡って、調べてみると背筋が凍るような内容だったりしますよね。
最初は「かごめかごめ」にしようと思ったのですが、調べてみると、記憶していた内容とは違っていたので。記憶が混同していたのか・・・・・・何だったかな。

ちなみに黄昏時というのは、丑三つ時と合わせて、【こちら】と【あちら】がつながる時間帯であったり、逢魔時だとか何だとか。
そして名前には【力】があると、昔から言われているようです。

閲覧数:119

投稿日:2008/10/19 09:59:46

文字数:284文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • ソラウタ

    ソラウタ

    その他

    メッセージありがとうございます^^

    ですよね、調べてみると色々と恐ろしい物が転がり出てきたり・・・;
    「かごめ かごめ」の由来で、「籠の目」は知ったのですけれども、地獄の石積みの時の歌というのは知らなかったです・・・。そういう意味もあるのですね。
    好きだと言っていただけて嬉しいです^^
    鬼ごとをしなくても、黄昏時にはどうかお気をつけて・・・。

    2008/10/20 16:14:36

  • 吸血少女

    吸血少女

    ご意見・ご感想

    童子唄や童話って何故か本当の話は怖いものばかりですよね。
    「かごめ かごめ」も地獄の石積みの時に唄う歌と言われていたり「籠の目」という意味だったり…。
    ソラウタさんの「ワラベウタ」好きです。
    鬼ごとをするときは【あちら】側へ連れて行かれないよう気を付けます。
    って、そんな歳でもないですが・・・(苦笑)

    2008/10/20 08:51:09

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