sizuki-kurone522の投稿作品一覧
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必要不可欠
僕の手を取って
そして離さないで
君の傷を一緒に
分け合って行こう
沢山の言葉を交わそう
この先ずっと
「永遠」があるのなら
僕は君じゃないと嫌だ
「どうして?」...必要不可欠
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第十八章
今夜も一緒に寝る事となった私達だが、昨夜と同様にお互いに背を向け合いそれぞれに寝る事にした。…肇さんは女性に対して「恐怖感」を覚えてはいないだろうか…少しばかり不安は過ったが、恐らくそれは肇さんも似たような事を考えている気がしていた私だ。…「美月さん?…僕が一緒に寝る事、怖いと...最期の夜月
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十七章
ドライヤーしている彼を見つめつつ、私は煙草を吸っていた。…流石両方行けると言っていただけはあって、とても中性的に魅力がある人だなぁ…とぼんやりと考えていた。…「なんか恥ずかしいよ、美月さん…はは」と照れたように笑う彼に、…「あはは…ごめんごめん」と、私まで笑ってしまっていた。…「...最期の夜月
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第十六章
風呂へと入ってから既に30分は経っていただろうか…私は湯船に浸かりながら、…肇さんはもうコンビニから帰って来たのだろうか…色々と考えが浮かんでは消え、の繰り返しを頭の中で何度もしていた。…スペアのキーも渡したし…大丈夫だよね…と何故か不安になって居る私に驚きつつも、…まぁ、い...最期の夜月
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umbrella loneliness
雨の降る中僕は傘も持たず
濡れて歩く歩く歩く
びしょ濡れになって歩く僕に
傘を差しだしてくれたのは
君だったのに
受け取った筈の傘も
僕は差さなかった
いつからだろう
君が痛い存在になったのは...umbrell lonliness
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第十五章
一緒に煙草を吸い始めてからの時間はあっという間だった。彼はちょこちょこと咥え煙草をし、ぼんやりと考え込む様に何処かしら独りの時間へと行っている様にも見えた。…大丈夫だろうか…気になり始めた私は…「肇さん?…大丈夫?」と声を掛けた。彼はふと我に返ったのだろうか、私へと笑顔を向け…...最期の夜月
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第十四章
…「美月さん…あの僕の服どこだっけ」と彼に聞かれた私は、…「えっと、まだ寝室にあるよ?」と答えた。…「あ、そっか…寝室入っても大丈夫?」と確認を取る彼に、…「これから居候して貰うんだから、ご自由に」と笑ってみせた。…「はは…ありがとう、美月さん」と彼も笑いながら、寝室へと向かった...最期の夜月
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第十三章
今日と言う日の最後の食事になるであろう時間から肇さんと向かい合って山菜うどんを食べる事になった。…「肇さんのお口に合うと良いけど」と私が言うと、彼はにこやかに「美月さんのお母さんの山菜の味付け凄く優しい味がした…美味しそう」と言っていた。…「そう?なら良かった」と私もにこ...最期の夜月
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第十二章
私は煙草を1本取り出し火を点けた。彼と煙草を吸いながら、他愛もない話をした。…大体がこの先の事だったが…。…「肇さんは、元彼さんとは鉢合わせる事は無い?」とずっと気掛かりだった事を尋ねてみた。ほんの数分彼は考える様に少しばかり沈黙を置き、…「…うん、あの人夜職の人で、僕は昼のバ...最期の夜月
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第十一章
悲しい笑顔をさせてしまった…と少々後悔の念を持ちつつ、彼の提案してくれた事への返答を考えていた。…肇さんに家事して貰う、か…また私は煙草へと火を点けながら、…「肇さんの体調とか、良くなってきたら少しづつ家事も手伝って貰おうかな、お言葉に甘えさせて貰って…それで良いかな?」と彼へ...最期の夜月
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第十章
キッチンへと戻り、私も煙草でも吸おうと火を点け始めた頃、レンジから牛乳が温まった様子の音が鳴っていた。…あっという間に温まったのかと咥え煙草の私は、二人分のカフェオレを作り始めた。…私もコーヒーには砂糖入れないんだよな…と考えつつ、彼へと…「肇さん?コーヒーは何杯入れる?」と尋ね...最期の夜月
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第九章
彼のポケットから取り出した煙草を、…「どうぞ」と渡すと、…「吸っても…良いの?」と問いかけられた。私は、ここのマンションの一室を買おうか迷っていた為、…「大丈夫だよ」と笑い彼へと答えた。
…「一緒に吸おうか」と誘うと彼は笑いながら…「美月さんって優しいんだね」と言ってい...最期の夜月
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第八章
私は少し待ってといったポーズを取り、急いで歯磨きを終わらせ、肇さんに…「おはようございます、肇さん」と伝えた。彼はまだ体が温まっていないかのように、身体を摩りながら、ぼんやりと…「今日も少し冷えてますね…」とポツリと呟いた。…流石に長時間あの土砂降りの中で座り続けていたら身体も冷...最期の夜月
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第七章
鏡と対峙し、新たな私の発見をした後に、寝室を覗くとすっかりと眠りへと入っている様子の彼がいた。彼は右側に身体を縮めるかの様に小さく丸まって眠っていた様子に私は、ホッとし、左側へと向かい彼に背を向け身体が触れない距離感を取りつつ、ベッドへと静かに入って行った。…明日はどうす...最期の夜月
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第六章
服を選んで貰い、寝室で着替えて貰う様に私は促した。…「あ、でも…ここ寝室じゃ…」と少し戸惑っている彼に対し、…「私はキッチンで煙草でも吸ってます」と何故だか肇さんには笑顔で対応することが出来た。それも何故か自然と…私は寝室から出て、ドアを閉める様にし…「もし着替えている最中に眠く...最期の夜月
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第五章
風呂から上がった彼は同じ服を着ていた。…あぁ、そうか…着替え…体の小さかった彼に私は、…「あの、もし良かったら、私の大きめの服着ますか?」と尋ねた。
彼は…「…あぁ…えっと…」と口籠る彼を見て、…「遠慮はなしにしましょ?…ね?」と私は初めて彼へと笑顔で接した様に思う。…「…あ、...最期の夜月
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第四章
肇さんは色んな事を話し続けてくれていた。私は、しっかりと頭に入れるかのように肇さんの一言一句を見逃さない様に話を聞き続けた。時刻はすっかり朝の5時を廻ろうとしている時間だ。…「肇さん、無理なされていませんか?…少し眠った方が良いかと思うんですが、眠れそうもありませんか...最期の夜月
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第三章
…あ、そうだ、と私は煙草を消し、…「ハジメさんは煙草の煙大丈夫ですか?」と少しばかり遅い確認になってしまった事を聞いていた。
彼は少しばかり考えに耽る様に目を伏せ、…「煙草の匂いには慣れているので、僕は大丈夫です」そう答えてくれた。…何かあったんだろうな…聞いた方が良いんだろうか…...最期の夜月
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第二章
「ハジメ」さんを部屋へと迎え入れた私は、…「大丈夫ですか」と声を掛けつつ、取り敢えずソファへと横になって貰う事にした。フラフラと歩く「ハジメ」さんを見ながら、…「ゆっくり歩いて下さいね」と、傍に寄り添いつつ、ソファへとゆっくりと座って貰った。…「横になれるなら横になって居て...最期の夜月
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第一章
私は笑う事がとても苦手な分類の人間だと自分でも分かっているつもりだ。
もしかすると、只の「つもり」なだけかもしれないのだが。
今の所、私の中で生活に何の不自由も感じていないのが現状な事だけは事実であろう。
仕事を終えた私は帰路の道中にいた。
その日は夏の土砂降りの日だった。…「あーあ、大雨じ...最期の夜月
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BABY ILove You
闇の中で見つけた君は
いつも泣いていた
僕は君の光にはなれない
どうしてだろうね
悲しくもないのに
涙が溢れんだ
僕に出来る全てを
君に捧げたとしても
きっと何も戻ってはこないから...BABY ILove You
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最終章
19年が経った今、季節は桜が満開になり始めている季節になって来ていた。
私はぼんやりとベランダで月を見上げながら煙草を吸っていた、懐かしいなと思いに耽りながら、煙草でゆっくりと呼吸するかの様に煙草の煙を吸っては吐き出すといった行動を只、繰り返していた。
暖かさえ覚える空気感の中、満...深淵の中の蝶
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第三十二章
彼は、ゆっくりと酒から白湯へと飲むものを移行し、酔いが醒めて来たかの様に私の話に真剣に向き合ってくれていた。少しづつ彼はいつもの彼を取り戻しつつある中、…「そうだったんすね…」と神妙に考えながら言葉を選ぶかのようにゆっくりと口を開いた。「…なんか、すんません…俺…盛大に勘違...深淵の中の蝶
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第三十一章
何だかいつもと違う悠さんに私は戸惑ったが、お酒を飲みたくなる日もあるのかなと思いながら、フラフラしている悠さんに、「大丈夫?」と声を掛け、「だーいじょうぶっすー」と少しばかり陽気にも不安定にも見えるような彼に、…「ここ、座ってて」と声を掛けた。…「由佳里さぁん、俺明日休みなんで...深淵の中の蝶
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第三十章
…あ、由佳里さんだ…俺は由佳里さんを見付け、声を掛けようと思ったが、なんだか携帯を見ている様に感じた俺は由佳里さんを見つめる事しか出来ずにいた。由佳里さんは、とても年期のありそうな喫茶店へと入って行った。…誰かと待ち合わせだろうか…俺は何故か彼女から目が離せなくなって...深淵の中の蝶
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第二十九章
いつも通りに起きた私は、洗顔をし薬を飲みまだ起きてこない頭のまま煙草へと火を点けた。ベランダへと出た私は、ベランダから見える紅葉し始めた木々達を眺めていた。…「そうだ、今日確か蓮兄ぃとご飯だったっけ」とぼんやりと煙を吐き出した。少しづつ冷たくなる空気感に何故かホッとしてしまう。
...深淵の中の蝶
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第二十八章
お寿司を二人して食べる日が来ようとは思ってもいなかった私に、彼は「由佳里さんと寿司食えるとは思ってなかったっす」と楽しそうに笑う彼の笑顔がとても愛しく思えた。…「私もそう思ってたよ」なんとも優しい時間が流れていく感覚。…「食いましょう!寿司!」…「そうだね、食べようか、お茶入れて...深淵の中の蝶
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第二十七章
帰宅してからの私は楽しい気持ちを抑えられずに、鼻歌まで歌ってしまっていた。…今日は本当に楽しかった。心躍りながらも悠さんの帰りを待ち侘び今日は何を食べるんだっけと考えていた。兎に角楽しかった私は食事の事等すっかりと忘れてしまったかの様にドレッサー越しの私自身を見つめにやけてし...深淵の中の蝶
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第二十六章
カラーし始めて、40程だろうか…私は今迄の私ではなく大成功のイメチェンに驚いていた。最後に微調整のカットをし始めた悠さんは、「由佳里さん、良い感じに大イメチェンしましたね、すげー似合ってます!」…綺麗な透明感のあるパープルカラーに私はなんだかソワソワしたが、彼の美的センスに驚き...深淵の中の蝶
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第二十五章
シャンプーも終わり、カットに入って行く。「由佳里さんの髪をカット出来るのって何か嬉しいっす!」と楽しそうに笑う彼の笑顔が私の心を安堵感へと導いてくれる。「そう?私も何だか嬉しいよ」とお互いに笑い合った。何気ない会話から漏れる「由佳里さん」と名前で呼んで貰える事が私は嬉しかった。...深淵の中の蝶