sizuki-kurone522の投稿作品一覧
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最終章
あれから3年経った今でも私は月を眺めて煙草を吸い続けている。
繋がっていたはずの赤い糸は切れた。
いつか、私に見つける事が出来るだろうか、「運命の人」を。
天使の名前を持った彼に感じたような「赤い糸」で繋がっているだろう人に…。
猫に答えて貰うかの様に猫を見つめ続ける。
答えが返って...月と赤い糸
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第十章
どの位の時間、彼に手を握られていたかは覚えていない。
数分だったかもしれないし、数時間だったかもしれない。
思う存分泣いた彼は「ありがとう」と私の手を離した。
その時に私はまた、「私は利用されているのかもしれない」とふと思い
彼に「私はあなたを愛していたよ」とだけ伝え、その日彼には帰っ...月と赤い糸
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第九章
彼と会う事を決心する事が出来てから、まだ1週間も経っていない頃に
私は昔の夢を良く見る様になっていた。
夢を見るのは決まって薬を飲む前の仮眠の状態だったのだが、
とても嫌な夢ばかりを見る様になっていた。
冷や汗をかいて起きては、眠れなくなる一方。
そんな悪夢ばかりを見ていた時期に、1度...月と赤い糸
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第八章
季節は廻り、梅雨時期になっていた頃、彼が日本にいるらしいという事を知った。
そうか、日本に来てきっと結婚して幸せになっているんだろうな、そんな考えが頭の中にあった頃、
なんとも久しぶりに彼からのメッセージが来ている事に気付いた。
彼は私の考えていた通り、彼の望んでいた日本人と結婚して...月と赤い糸
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嘘と望み
お望み通りの答えをあげるよ
あなたが望むのならね
そんな嘘あたしはオミトオシ
「寂しい」そんな事言ったって
あたしはあなたに愛をあげない
意地悪でしょ
あなたが意地悪したから
仕返ししたの
心のない言葉には...嘘と望み
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第七章
1年の終わり。
そんな日曜に、彼から久しぶりに「どうしたの」とメッセージが来ていた。
私は咄嗟に、色々と伝えようとしていた。
彼の心が私にない事、責めるつもりはない事を、伝えようと思い立った私は
彼へとメッセージを送っていた。
既読はなかなか付かなかったから、私は伝えたかったメッセージ...月と赤い糸
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第六章
街はすっかりとクリスマスムードになる季節になりイルミネーションがあちこちに施されていた。
仕事終わりに、帰ろうと思って歩いていた私は明日がクリスマスである事に気付いた。
明日に一人でケーキなんて買う人もいないだろうという考えが過り、
私は少しお洒落なケーキ屋へと向かう事にしたのである。...月と赤い糸
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第五章
段々と寒くなる季節になって来た頃、相変わらず私は夜空を見上げては煙草を吸っていた。
今日は冷たい雨が降っている。
私は彼から離れようと決めてから、最後に「どうして強くいなきゃいけないの?」とだけ
メッセージを送っていた。
私が察した事は伝えてはいけない気がして。
彼の心を傷付けて...月と赤い糸
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第四章
彼との日常が始まった私はなるべく話せる時間を取る様にしていた。
話せると言っても文字の世界なだけなのだが。
彼は私に沢山の愛情や秘密や悩みも打ち明けてくれた。
彼の気持ちは彼にしか分からない事だが、私の事を本当に愛してはいなかったのだと思う。
出逢ってから3ヶ月が過ぎた頃から彼の異...月と赤い糸
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第三章
仕事を終えた私はとてつもない疲労感でメイクも落とさずに、夢の中へと堕ちていった。
彼と出逢ったのは、確か春頃だったか、とても天気の良い暖かい日だった事を覚えている。
出逢ったと言っても、ネットの世界の事なのだが。
彼が私に声を掛けてくれた事で文字だけの会話が始まっていった。
彼は私の...月と赤い糸
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#共依存
独占固執執着全部解放して
全てを失うの
何度繰り返せば気が済むの?
もう終わりにしましょう?
あたしを玩具にしないで
そんな薄っぺらい関係
必要ないの
何度も何度も夢に見た共依存
くだらない関係...#共依存
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第二章
夏も本格的に始まって来た頃、私は相変わらず夜空を見上げ、煙草に手が伸びていた。
「今日はとても月の光が強いな」
そんな独り言を漏らし、月の写真を撮っていた。
何故、こんなに月に執着し、いつまでも見ていたいと思うのか私には分からない。
私にはとても大切に想える人がいるのだが、彼にはいつ...月と赤い糸
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月と赤い糸
第一章
夏の始まりの夜。
とても暑く寝苦しい夜だった。
暑さと息苦しさの中で私は起きたのだが、何もする事が無かったが故に、ベランダへと出た。
いつもの様に夜空を見上げ、月が美しい事に私は涙が出そうになるのを抑え煙草をふかす。
薬がないとしっかりと睡眠が取れなくなって幾つの年...月と赤い糸