えふぃ

１．
　午前ゼロ時　弱音がボロボロ零れてくる
　みっともない！　笑ってやる！
　そんな強がりを　雨は流してった
　空になった部屋で　ヘッドフォン
　他人の音なんて聞きたくないと
　膝を抱えていた　
２．
　午前一時　雨粒　ドンドン溢れてくる
　見栄っ張り！　笑ってやる！...

　泣き女（バンシー）　叫ぶ　影の路地裏
　深黒の馬車　今　かけぬける
　三色スミレ（パンジー）　咲いた　神の花園で
　深谷の詩人（うたびと）の夢語り
１
　片目の神が炯眼（けいがん）するのは
　この世の終わりなのか　始まりか
　知識と交換した代償は
　天使の羽根よりも　なお軽く
　　罪は築かれて　戦...

時の流れ　永久の陸（くが）
節《とき》の長さ　　常（とわ）の海
　　
　光を浴びながら歌う娘　声　明らかに
　日と月を並べてみても影絵にはならぬ
　命の旋律　
　夜明けと日暮れの間
　くりかえされる光陰《ひかり》の絶唱
　行きて帰りくるもの　
　　　　　　　　　　喜び歌え　喜び讃え...

１.
［Ａメロ］
　あなたの視線　独り占めしたいの
　贅沢なカレイドスコープ
　鏡の中で宝石が踊る
　一廻（ひとめぐ）りすれば　景色が変わる
［Ｂメロ］
　一度きりの光景
　切なに酔いそう
　あなたの中に流れる葡萄酒《ワイン》...

今　迷っている　君の手を取って
どこかにESC《逃げる》なんて　簡単だけど
納得してくれる？　わかってくれる？
　人間《キミ》の感情《ココロ》をラベリングして
　意味なんてあるの？　何かあるの？
　意味なんて後から決まるんだから
　もっとfuzzyにGo!
　　　決めつけられた法則《ルール》
　　　...

大きな　大きな　森の中で
小さな　小さな　芽がでたよ
みんなが　みんなが　見守って
双葉は　大きくなりました
　　太陽の明るさを知ったり
　　空の青さを知ったり
大きな　大きな　森の中で
小さな　小さな　声だけど
みんなと　みんなが　笑うため
双葉は　元気に歌うたう...

　君が消えた夏は　遠い過去
　振り返っても　つかみとれない
　黄泉の道
　君が描いた夢は　遠い過去
　走りだしても　追いつかない
　未知の道
　　暑い夏　青い空
　　雲ひとつない
　　よく晴れた昼
　君が笑う夏は　遠い過去...

１．
　この世界は　夢か現実《ホント》か
　この身体《からだ》で　アタシ踊ってる
　この世界は　嘘か真実《ホント》か
　気がついたら　アタシ歌っている
　　だから　都合のいいほうに決めたのよ
　　アタシ　どちらでも同じように感じられる
　真面目な君　まだ迷っている
　二つの世界《なか》　答えを探して...