泣き女(バンシー) 叫ぶ 影の路地裏
 深黒の馬車 今 かけぬける
 三色スミレ(パンジー) 咲いた 神の花園で
 深谷の詩人(うたびと)の夢語り


 片目の神が炯眼(けいがん)するのは
 この世の終わりなのか 始まりか
 知識と交換した代償は
 天使の羽根よりも なお軽く

  罪は築かれて 戦乙女(いくさおとめ)の祝福を
  罪は気づかれて 戦場(いくさば)だけに木魂(こだま)する


 黄昏染まるころに辿りつくは
 気ままな王が統べる王国《がらくた》で
 血液《ちしお》と交歓した代償は
 悪魔の罠より なお甘く

  雷鳴響く 神の怒りを抱いて
  正義の名の下で行使する
  生命歌う 華美(かび)な光をまいて
  欺瞞(ぎまん)の名の下で 交差する


 還らぬ待ち人は白の骸(むくろ)
 魂までもが 持ち去られ
 力と交感した代償は
 命の涙《はな》より なお辛(から)く

  罪は築かれて 戦乙女(いくさおとめ)の祝福を
  罪は気づかれて 戦場(いくさば)だけに木魂(こだま)する

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

対価

 指定ボーカロイド以外の歌唱OKです。

 難しい読みと思われるものルビは()
 当て字のルビは《》
 使用の際は、削除OKです。

 タイトルは仮題です。

 ケルト的な何かをベースに、良いトコ取りの詞です。

 ※補足※
 バンシー=女性姿の妖精、死を予告する
 深黒の馬車=デュラハン、死を予告する
 片目の神=北欧神話の主神オーディン

閲覧数:165

投稿日:2009/03/21 19:06:53

文字数:457文字

カテゴリ:歌詞

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