stmk19930730

【A】
笑い声に背を向け
１人闇に向かう
「もういいや」って
貴方は儚く笑う
共に生きるには
世界は狭すぎて
繋ぐ手すら
削ぎ落とされる
【B】...

【A】
桜舞う中で見送られる
新幹線で赤っ恥
切符だけじゃないの？
指定席の意味知らず
人が交差する交差点
テレビでしか見たことない
新天地に着き
やってやると拳掲げ
【B】...

心ごと入れ換えれたら
未来去来する筈もない
魂の在りかを問われても
壊れた人には響くはずもない
劣等感ひた隠しして
現状維持に甘んじる
嘘と本当をごちゃ混ぜにして
表面だけ笑顔でやり過ごす
さぁどうだろう？
狂ってんだろう？...

晴天の空焼けつく道路に
１人佇む誰も気付かずに
笑うことさえどこか虚しくて
結局いつもの仏頂面さ
ある朝いつもの場所で
見知らぬ男子校生に
道を聞かれてさ
「ごめん、わからない」
「そうか、ありがとね」
初めて声を掛けられた...

嘘で固めて　歩んだ道に
自分を見失ったとして
誰が私を救うというの？
氷菓子より儚く脆く
そんな想いを抱いていたんだよ
でもね気付いたんだ
報われぬ現実を
だから　誓う言葉は只一つ
ねぇ神様お願い
もう少しだけ眠りにつかせて...

この瞳に映るもの全てまやかしだってわかってる　期待なんてしてないって
口にする気持ちだってウソかホントか　わかったもんじゃないってこともね
あぁ　確かめる術が無いのなら　私とあなた何で出逢ったの？
フルスロットルで駆けても君に届くことはないの？
確かめたいんだ何度も想いを力にして
見上げた冬の空の色...

運命は残酷だって　酸いも甘いも噛み分けたって
自分のことだと思えずに　映画やドラマと勘違いして
心のどこかでは　そんなことがあるわけないって
自分のことだと考えずに　見えてるものから目を逸らして
「また明日」って君と別れて
浮かれた私の眼には　赤い真実が見えなかったの
笑って泣いて　過ごした日々の重...